フェデラー、“ネット際の神反応”が月間NO1打候補に 実況興奮「冗談でしょ?」
男子テニスのマイアミ・オープンを制し、ツアー通算101勝目を飾ったロジャー・フェデラー(スイス)。衰え知らずの37歳は大いに大会を盛り上げたが、準々決勝で演じた“ネット際の超反応”が海外メディアが選んだ3月の月間ベストショット候補に。実況が「冗談でしょう?」と驚きの声を上げる一撃だった。
アンダーソン戦で演じた超絶ラリーが「テニスTV」の3月ベストショット候補に
男子テニスのマイアミ・オープンを制し、ツアー通算101勝目を飾ったロジャー・フェデラー(スイス)。衰え知らずの37歳は大いに大会を盛り上げたが、準々決勝で演じた“ネット際の超反応”が海外メディアが選んだ3月の月間ベストショット候補に。実況が「冗談でしょう?」と驚きの声を上げる一撃だった。
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37歳のフェデラーに「衰え」の概念は存在しない。そう思いたくなるプレーを演じたのは、準々決勝のケビン・アンダーソン(南アフリカ)戦、第1セット第5ゲームのアンダーソンのサーブで始まったラリーだ。
フェデラーは一瞬の判断で一気にネット際に出た。前進しながら苦しい体勢で1本目を拾うと、2本目の強打も即座に反応。これにアンダーソンが前進すると、ネット際で互いに打ち合いに。しかし、フェデラーは体を狙って来られても37歳とは思えない反応とキレで返し続け、最後は相手の隙を突き、ふわりとしたショットをコート隅に決めてみせたのだ。
会場も総立ちとなった一撃をATP公式中継サイト「テニスTV」はこのほど、3月の月間ベストショット候補5本に選出し、公式インスタグラムで当時の動画を公開。多くのファンからフェデラー推しの声が上がった。
また、当時のシーンでは実況席も大興奮。「冗談でしょう? 近い距離での打ち合いです」と実況が驚きの声を上げると、解説も「今週、年間最優秀ポイントの一つ、キリオスとチョリッチの打ち合いを観ましたが、これもそれと同じです! 最初のフェデラーの素晴らしいボレー」と“ポイント・オブ・ザ・イヤー級”と評し、絶賛のコメントを並べた。
この試合を6-0、6-4で圧勝し、一気に頂点まで駆け上がったフェデラー。ジミー・コナーズが持つツアー最多勝利記録の109勝到達も、こんなプレーなら不可能ではないと思えてくる。
(THE ANSWER編集部)