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史上最長「13年33日ぶりV」に一歩届かず 木戸愛が口にした亡き父の言葉「自分でつかみ取らなければ…」

女子ゴルフの国内ツアー・CATレディース最終日が24日、神奈川県の大箱根CC(6652ヤード、パー72)で開催された。首位と2打差の2位で出た木戸愛(日本ケアサプライ)は、3バーディー、1ボギーの71で回って通算8アンダーとし、2位で終えた。ツアー最長ブランクとなる13年33日ぶりの優勝に一歩届かず。それでも今季2度目の2位で、35歳にして存在感を示し続けている。

CATレディースに出場した木戸愛【写真:スポーツ報知/アフロ】
CATレディースに出場した木戸愛【写真:スポーツ報知/アフロ】

CATレディース最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・CATレディース最終日が24日、神奈川県の大箱根CC(6652ヤード、パー72)で開催された。首位と2打差の2位で出た木戸愛(日本ケアサプライ)は、3バーディー、1ボギーの71で回って通算8アンダーとし、2位で終えた。ツアー最長ブランクとなる13年33日ぶりの優勝に一歩届かず。それでも今季2度目の2位で、35歳にして存在感を示し続けている。

 戦い終えた木戸は「アプローチを練習しないといけません」と言った。涙は見せず、努めて冷静に取材対応。18番パー5で残り20ヤードからの第3打を3メートルショートしたことを悔やんだ。

 8アンダーで並んでいた櫻井が先にグリーン左バンカーショットからの第3打をピンそばに寄せた。その後にアプローチを寄せ切れなかった木戸は、バーディーパットに魂を込めたが、ボールはカップからそれてしまった。

「悔しかったですね。最後、(第2打を)いいところまで運べたので、しっかりバーディーを獲っていけるようにしたいと思います。(アプローチは)反省して来週につなげたいと思います」

 7月の資生堂・JALレディスオープンでは18番で12メートルのバーディーパットを沈めてプレーオフに持ち込み、観客、関係者、見守った選手たちを感動させた。この日も「木戸さんに勝ってほしい」と願うギャラリーからの声援を受けてのプレーだった。その中で本人は自分のプレーに集中。トップに並んでいることは16番パー4で初めて気づいたという。

 それでも、優勝を争う18番のフェアウェーを歩きながら櫻井と笑顔で会話。それは、「自分のプレーに集中できているから」こそだったという。しかし、資生堂・JALレディスオープンに続いて大きなチャンスを逃してしまった。その事実を踏まえ、木戸は亡き父で元プロレスラーの木戸修さんから、言われてきたことを自ら言った。

「やっぱり、最後は自分でつかみ取らなければと思いました。次こそはつかみ取ります」

 進化する35歳は今季2度目の2位でメルセデス・ランキングは39位に。2018年以来のシード権入りに大きく前進した。残るは2012年7月22日サマンサタバサレディース以来の2勝目を達成するのみだ。

(THE ANSWER編集部)


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