平成初&有終Vの東邦、30年前の決勝プレーバック 元木ら号泣、劇的すぎる結末とは…
第91回選抜高校野球は3日、決勝戦が行われ、東邦(愛知)が習志野(千葉)を6-0で破り、30年ぶり史上最多5度目の優勝を飾った。東邦は平成元年(1989年)にも優勝しており、平成の最初と最後で頂点に立つというドラマチックな結末となった。
平成元年の優勝を回想、相手は元木ら擁するスター軍団・上宮
第91回選抜高校野球は3日、決勝が行われ、東邦(愛知)が習志野(千葉)を6-0で破り、30年ぶり史上最多5度目の優勝を飾った。東邦は平成元年(1989年)にも優勝しており、平成の最初と最後で頂点に立つというドラマチックな結末となった。
決勝では大黒柱のプロ注目右腕・石川昂弥(3年)が主役となった。大会25人目の1試合2本塁打を含む3安打4打点と大暴れ。投げても被安打3、わずか97球で完封した。
安定感たっぷりの戦いを続け、平成の有終Vを飾った東邦。30年前の平成初Vを振り返ってみる。
東邦はその前年、昭和最後となる1988年の選抜では準優勝。当時2年生エースだった山田喜久夫投手―原浩高のバッテリーは、リベンジを誓って平成最初の大会に乗り込んできた。
山田は初戦で3安打完封。2回戦でも報徳学園(兵庫)をわずか2安打に封じ込め2試合連続完封。準々決勝は近大付(大阪)に延長10回サヨナラ勝ち。準決勝も京都西に4-2で勝利。山田が一人で投げ続け、僅差の展開をものにして決勝に駒を進めた。