姉が「-24」で初V、妹も「-19」の3位 岩井姉妹が米ツアーに衝撃 千怜「追いつかなかったけれど…」姉に敬意
米女子ゴルフツアーのザ・スタンダード ポートランドクラシックは17日(日本時間18日)、米オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCC(6497ヤード、パー72)で最終日が行われた。2打差の首位で出た岩井明愛が6バーディー、ボギーなしの66で、通算24アンダー。米ツアー初優勝を達成した。双子の妹・千怜(ともにHonda)も今季すでに1勝しており、双子V達成は史上初の快挙になった。千怜も19アンダーの3位と、姉妹で優勝争いを繰り広げた。

ザ・スタンダード ポートランドクラシック最終日
米女子ゴルフツアーのザ・スタンダード ポートランドクラシックは17日(日本時間18日)、米オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCC(6497ヤード、パー72)で最終日が行われた。2打差の首位で出た岩井明愛が6バーディー、ボギーなしの66で、通算24アンダー。米ツアー初優勝を達成した。双子の妹・千怜(ともにHonda)も今季すでに1勝しており、双子V達成は史上初の快挙になった。千怜も19アンダーの3位と、姉妹で優勝争いを繰り広げた。
1972年に始まり、今年で53回目となる歴史ある大会。岩井明が頂点に立った。5番パー5でこの日初のバーディーを記録すると、6番パー4でも第2打でスピンをかけたスーパーショットを披露。連続バーディーでリードを広げた。
勝負のサンデーバックナイン。11番パー4では4.5メートルのバーディーパットを沈めてギャラリーを沸かせると、14番、17番でもバーディーでスコアを伸ばした。18番もバーディーパットを沈めると、ギャラリーは大喝采。双子の妹・千怜らからシャンパンを浴びせかけられて祝福された。
千怜もこの日は猛チャージ。3番でボギーを叩くも、5番でイーグル、6番でバーディー、7番でイーグルと一気に伸ばす。9番から12番にかけても4連続バーディーをマークするなど2イーグル、6バーディー、2ボギーと急浮上。19アンダーでフィニッシュし、明愛との優勝争いで盛り上げた。
千怜はホールアウト後の中継インタビューで「イーグルが2つとれてすごくうれしかった。ショットもパットもよかった」と自身のプレーを振り返った。一時は2位に浮上する猛チャージ。明愛の優勝前に「途中で(自身が)2位にいたのかな。追い上げて、明愛もトップで頑張っているなという印象で。追いつかなかったけれど、あとは心から応援して、おめでとうを言いたい」とコメント。この期待に応える形で、姉が優勝を掴んだ。
今季米ツアーで日本勢が優勝するのは、AIG全英女子オープンで優勝した山下美夢有に続いて5人目。岩井千も5月のメキシコ・リビエラ・マヤオープンで優勝しており、姉妹Vはソレンスタム姉妹、ジュタヌガーン姉妹、コルダ姉妹に続く4例目。双子での米ツアー優勝は史上初の快挙になった。岩井姉妹はともに2021年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)プロテストに合格。明愛が国内通算6勝、千怜が同8勝をマークしている。
(THE ANSWER編集部)
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