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ボクシング重岡銀次朗は「意識あります」 兄・優大が最新映像を公開 5月に開頭手術を受け入院「意思疎通ができることが分かります」

ボクシング前IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗の最新情報を、兄で前WBC世界ミニマム級王者の優大が15日、自身のインスタグラムで報告した。銀次朗は5月のタイトルマッチ後に救急搬送。「急性右硬膜下血腫」で緊急の開頭手術を受け、現在は地元・熊本の病院に転院し、治療を受けている。

重岡銀次朗【写真:中戸川知世】
重岡銀次朗【写真:中戸川知世】

インスタグラムで報告

 ボクシング前IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗の最新情報を、兄で前WBC世界ミニマム級王者の優大が15日、自身のインスタグラムで報告した。銀次朗は5月のタイトルマッチ後に救急搬送。「急性右硬膜下血腫」で緊急の開頭手術を受け、現在は地元・熊本の病院に転院し、治療を受けている。

 優大は病室で撮影した映像をインスタグラムで公開。顔は映っていないが、「銀、みんなお前が意識ないと思っているから、意識あるところを見せてやろうぜ」と声をかけ、右手を握った。すると、銀次朗は右手の親指と小指だけをわずかに立て、それ以外の指を握るようにした「アロハポーズ」を披露。わずかに手を動かし、「ピースしてみろ」と優大が言うと、人差し指と中指を動かした。最後にはファイティングポーズのような仕草も見せた銀次朗。優大は「頑張ろうぜ」と声を掛けて動画を締めた。

 優大は文面で「銀次朗、意識あります」と記し、「今日(8月15日)の面会時の動画を載せます。手元だけですが、これだけでも銀の意識があること、意思疎通ができることが分かります」と説明。「顔は傷が痛々しいので」と顔を映さなかった理由を明かした。

「左半身には麻痺が残りますが、大阪の病院にいた時は動かせなかった左手を動かして、今日は初めてファイティングポーズまで見せてくれました」とした優大。「昨日の面会で『みんなお前が意識ないと思ってるぞ』と伝えたら、喋れないけどすごく嫌そうな顔をしていました。『じゃあ、動画で銀次朗は生きてるぞって見せてやろうぜ!』と話したら、全力でポーズを取ってくれたんだと思います」と銀次朗の気持ちを汲み取った。

 現状、栄養摂取のために鼻から胃まで管を通しているそうだが、もうすぐ口から食事をとるリハビリを始める予定だという。優大は、「沢山の方からのメッセージ、全部目を通してます。俺がめっちゃ元気出ました、やる気がみなぎってきました。みんな優しいっす、救われてます」とエールに感謝していた。

 優大は13日、自身のインスタグラムで現役引退を表明。「これから『ここに行けば銀次朗に会える!』そんな場所を作ります。それが俺の新しい夢です。着々と計画は進んでいます。そのために俺も引退を決意しました。後悔はありません。ここからが本当の勝負だろ」と決断理由を説明していた。

(THE ANSWER編集部)

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