八村塁が1万5277人の前で流した涙 米コラムニストが見た“NBAにつながる糧”
男子バスケのNCAAトーナメント(全米大学選手権)は30日(日本時間31日)、西部地区決勝でゴンザガ大がテキサス工科大に69-75で逆転負け。両チーム最多の22得点をマークした八村塁は試合後に悔し泣きした。米誌「スポルティング・ニュース」などでNCAA、NBAを長年取材してきた米コラムニスト、ジョセフ・ディポリート氏が取材記を寄せ、八村について「日本人史上初のNBAドラフト指名選手に相応しい」と評価した。
ベテラン記者ディポリート氏取材記「日本人初のNBAドラフト指名選手に相応しい」
男子バスケのNCAAトーナメント(全米大学選手権)は30日(日本時間31日)、西部地区決勝でゴンザガ大がテキサス工科大に69-75で逆転負け。両チーム最多の22得点をマークした八村塁は試合後に悔し泣きした。米誌「スポルティング・ニュース」などでNCAA、NBAを長年取材してきた米コラムニスト、ジョセフ・ディポリート氏が取材記を寄せ、八村について「日本人史上初のNBAドラフト指名選手に相応しい」と評価した。
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土曜日の西部地区決勝の舞台となったホンダセンターは1万5277人の観衆に埋め尽くされた。
全米中継された一戦で、最後の胸を打つようなコート上での涙がクローズアップされた八村だったが、日本人初のNBAドラフト指名選手、そして、1巡目指名という栄誉に相応しい存在であることを示したと思う。
22得点は両チーム最多スコアとなったが、ゴール下での得点能力、テキサス工科大の激しいディフェンスのプレッシャーの中でもスコアを重ねたことは実力の証明だ。
特に前半残り7分の時点で、刮目するプレーがあった。富山県出身の3年生はテキサス工科大のエース、ジャレット・カルバーにマークされながらも巧みなポストプレーを披露。味方の得点機会を広げるチャンスメークにも奮闘していた。
カルバーもまたNBAのスカウト陣が注目する逸材だ。ESPNのドラフト特集で6位選手が予想されている。
そんなカルバーは試合後、好敵手についてこう語っていたのが印象的だった。「彼の動きはあまりにスムーズだ。そして、シュートタッチも素晴らしい」と八村の身体能力とシュートセンスを高く評価した。