八村塁は「最高の模範」 名指揮官が認めた人間性「授業中に凄まじい努力している」
30日(日本時間31日)に米大学バスケットボールのNCAAトーナメント(全米大学選手権)4回戦でテキサス工科大と対戦するゴンザガ大の八村塁。チームを指揮するマーク・フュー監督は大黒柱に成長した日本人スターの人間性を絶賛している。
名将フュー監督が見た愛弟子の姿「彼の成長と輝く姿を見るのは何よりの喜び」
30日(日本時間31日)に米大学バスケットボールのNCAAトーナメント(全米大学選手権)4回戦でテキサス工科大と対戦するゴンザガ大の八村塁。チームを指揮するマーク・フュー監督は大黒柱に成長した日本人スターの人間性を絶賛している。
エリート8と呼ばれる決戦を前に、29日(日本時間30日)、アナハイムのホンダセンターで行われた記者会見に選手とともに出席したフュー監督。1999年からゴンザガ大を率いる大学バスケットボール界の名将は愛弟子・八村について、こう語った。
「彼は凄く指導し甲斐があるんだ。ただただ熱心で勤勉なハードワーカーだ。授業中に凄まじい努力をして、英語を学んでいる。その上で、バスケットボールでは重責を担っているのだから、英雄的だよ。彼はそれを常に笑顔と、気品をたたえながら取り組んでいるのだからね」
3年生となった八村はコート上でMVP級の活躍を見せる一方、勉強、英会話の努力を続けている。そんな“コート外の努力”にも、笑顔を絶やさない八村流に恩師も感銘を受けている。
「彼はワンダフルなチームメートで、最高の模範でもある。選手たちは若いし、彼らはプログラムに取り組んでいる。彼の成長と輝く姿を見るのは、何よりの喜びなんだ」
大学NO1プレーヤーに与えられる「ネイスミス賞」最終候補4人に残るなど、米国に「Rui Hachimura」の名前を知らしめたが、恩師は八村の優れた人間性を「手本」と言い切り、高く評価していた。
(ジョセフ・ディポリート / Joseph D’Hippolito)