リハビリ中の佐々木朗希に新情報「有効な武器になる」 弱点克服へ、監督の証言を米メディア紹介
米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手が、新たな球種を習得したと報じられた。5月9日を最後に右肩の「インピンジメント症候群」で戦線離脱している中、チームは復帰を慎重に進めながらも、佐々木の進化に期待を寄せている。

5月に右肩「インピンジメント症候群」で戦線離脱中
米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手が、新たな球種を習得したと報じられた。5月9日を最後に右肩の「インピンジメント症候群」で戦線離脱している中、チームは復帰を慎重に進めながらも、佐々木の進化に期待を寄せている。
米専門メディア「ドジャース・ネーション」は「ドジャースのロウキ・ササキが、負傷離脱中に新球種を習得」との見出しで、現地時間7日に記事を掲載。佐々木はリハビリ期間中に投球メカニクスの修正に取り組み、新たにツーシームの習得に励んでいたと伝えた。
これまで佐々木はフォーシーム、スプリット、スライダーを主に持ち球としてきた。記事によると、デーブ・ロバーツ監督は今回の取り組みで「異なる2種類の速球――ひとつは空振りを奪える可能性があり、もうひとつはゴロを打たせることができる――この2つは非常に有効な武器になる。ロウキがツーシームに前向きでいてくれるのはとても嬉しいことだ」とその効果に言及したという。
ロバーツ監督はさらに、「おそらくピッチングコーチの指導、ショウヘイ(オオタニ)の投球を見た影響、あるいはメジャーリーグの打者を観察したこと、そのすべての組み合わせだと思う」と、大谷翔平投手の存在も、佐々木がツーシーム習得に至った要因だと明かした。
佐々木は、今季先発ローテーションの一角として開幕。8試合に登板。1勝1敗、防御率4.72の成績を残している。同メディアは、佐々木のスプリットを「すでにエリート級との評価を得ている」と紹介。しかし、「スライダーが安定しておらず、メジャーの打者たちはササキのフォーシームに的を絞って対応してきた」と分析している。
ツーシームを加える効果については、「理論的には、同じ腕の振りから異なる軌道を描く新たな速球を加えることで、既存のフォーシームの威力をさらに引き立て、打者にとっての見極めが一層難しくなる効果が期待される」とし、佐々木の投球全体に良い影響をもたらす可能性を指摘した。
5日(日本時間6日)の本拠地カージナルス戦前にはブルペンで投球練習を行った佐々木。復帰へ向けて着実に前進している。
(THE ANSWER編集部)
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