4回転成功の11歳アカチエワって誰? 現地特集「すでにザギトワ並のジャンプを…」
昨年時点で3回転ルッツ―3回転ループの連続ジャンプにも成功
また、アカチエワについて06年トリノ五輪アイスダンス金メダリストのロマン・コストマロフ氏は「とてもファンタスティックな少女です。その幼い年齢で彼女は難しいジャンプや連続ジャンプを跳び、難しいスピンもしている。手足の伸びや柔軟性も素晴らしい。リンクの上で彼女からより芸術的なものと感情が出てくるのを見てみたいものです」と素質を絶賛していたことも伝えている。
さらに記事によると、昨年11月の全ロシアの大会「セルゲイ・ヴォルコフ・メモリアル」に出場したアカチエワは2位となったが、「11歳の彼女はその時点で3回転ルッツー3回転ループの連続ジャンプを跳んでみせた」と驚きをつづっている。
続けて「その連続ジャンプは五輪女王アリーナ・ザギトワが跳んでいるもので、現時点で女子のフィギュアスケートで最も難しいジャンプのうちの一つとされているものだ」と秘めたるポテンシャルの凄さを伝えている。
今月行われたロシア選手権では自己ベストをさらに更新する262.22点で2位に入ったアカチエワ。同じくトゥトベリーゼ一門の12歳カミーラ・ワリエウには大差をつけられて敗れたといい、ロシアのジュニア以下の世代の層の厚さは驚異的だ。
ザギトワ、メドベージェワ、トゥクタミシェワらに加えて来季からはアレクサンドル・トルソワ、アンナ・シェルバコワ、アリョーナ・コストルナヤらジュニア勢がシニアに上がる。その下にはワリエウ、アカチエワ――。次から次へと新星が現れるロシアのフィギュア界。今後の展開が楽しみでもあり、恐ろしくもある。
(THE ANSWER編集部)