米専門誌が公開

　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）の次戦相手、WBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）のトレーニング映像に衝撃が広がっている。破壊力を感じさせるパンチに海外ファンからは「彼が勝っても驚かない」との声も上がった。

　井上戦へ準備万端だ。アフマダリエフはトレーニングでサンドバッグ打ち。ムキムキに膨れ上がった腕で鋭いパンチを繰り出している。約20秒で50発ほど打ち込むと、煽るようにカメラ目線。身体が作り上げられているのが見て取れる。

　米専門誌「ザ・リング」の公式Xが実際の映像を公開。文面で「ムロジョン・アフマダリエフは、ナオヤ・イノウエとのスーパーバンタム級世界タイトルに挑戦する準備を整えるため、トレーニングに励んでいる」とつづった。海外ファンからは衝撃を受けた様子の声が上がっている。

「イノウエの敗北が予想できる」
「彼が勝っても驚かない」
「最終ラウンドまで戦うと思う。非常にテクニカルな戦いでイノウエが僅差で勝利するよ」
「この戦いではハンドスピードとタイミングが大きな要素になるだろう」
「イノウエにとってこれまでで一番厳しい試合。待ちきれない」
「イノウエが勝つと思うけど、この男はシャープだ」

　ド派手なKO勝ちを積み重ねてきた“モンスター”だが、7月10日に都内で開いた会見では「今回は判定決着でもいいと思っている。しっかり勝ち星を取りに行く」と慎重な姿勢を示し、自身のXでは「キャリア最大の難敵との戦いになる」とも報告していた。