米陸上200mで一触即発 挑発的態度の1位が突き飛ばされ騒然 「スポーツマンシップに反する」2位選手は非難
陸上の全米選手権は3日(日本時間4日)、米オレゴン州ユージーンで男子200メートル決勝が行われ、ノア・ライルズ(米国)が19秒63で優勝した。レース直後には、2位だったケネス・ベドナレク(米国)との間で一触即発の事態が発生。ベドナレクはライルズに対し、「スポーツマンシップに反する行為」と非難している。

全米選手権
陸上の全米選手権は3日(日本時間4日)、米オレゴン州ユージーンで男子200メートル決勝が行われ、ノア・ライルズ(米国)が19秒63で優勝した。レース直後には、2位だったケネス・ベドナレク(米国)との間で一触即発の事態が発生。ベドナレクはライルズに対し、「スポーツマンシップに反する行為」と非難している。
レース後に思わぬ展開が待っていた。序盤はベドナレクが一歩抜け出す展開。だが徐々にライルズがペースを上げ、ゴール手前でベドナレクを抜き去り、わずかに競り勝った。
フィニッシュの直前から、ライルズは煽るような態度で隣のレーンのベドナレクを凝視。それに気づいたベドナレクが、ゴール後にライルズを突き飛ばした。その後、お互いに両手を広げながら抗議。最終的に握手で健闘を称えあったものの、両者ともに不満そうな表情を浮かべていた。
米専門誌「ランナーズ・ワールド」は「ノア・ライルズがゴールラインでケネス・ベドナレクを睨みつけた。ベドナレクはライルズを突き飛ばした」との見出しで記事を掲載。「何年も言ってきたけど、ノアはノアだ」とベドナレクのコメントを紹介した。
全米が注目する舞台で起こった異例の騒動。19秒67で惜しくも2位に終わったベドナレクは「彼が何を言ったかは問題ではない。重要なのは彼が何をしたかだ。あれはスポーツマンシップに反する行為であり、俺は関わらない」とライルズの行動を非難している。ライルズはノーコメントだったという。
(THE ANSWER編集部)
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