山下美夢有が全英女子OP優勝! 19年渋野以来、日本勢2人目「ここまで長かった」「(トロフィーは)意外と軽いなと…(笑)」【女子ゴルフ】
女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦、AIG全英女子オープンが現地3日、ウェールズのロイヤル・ポースコールGC(6748ヤード、パー72)で開催された。単独首位で出た山下美夢有(みゆう、花王)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算11アンダーで優勝。2019年の渋野日向子(サントリー)以来、日本勢2人目の全英女王となった。勝みなみ(明治安田)も通算9アンダーの2位タイで、日本勢の“ワンツーフィニッシュ”となった。

全英女子オープン最終日
女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦、AIG全英女子オープンが現地3日、ウェールズのロイヤル・ポースコールGC(6748ヤード、パー72)で開催された。単独首位で出た山下美夢有(みゆう、花王)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算11アンダーで優勝。2019年の渋野日向子(サントリー)以来、日本勢2人目の全英女王となった。勝みなみ(明治安田)も通算9アンダーの2位タイで、日本勢の“ワンツーフィニッシュ”となった。
山下は出だし3ホールはすべてパー。1打差のキム・アリム(韓国)が2番でバーディーを奪ったことで並ばれたが、4番パー4で4メートルのパットを決めてこの日初のバーディー。さらに8番パー3でも2メートルにつけ、リードを広げた。9番パー5でも2オン成功から連続バーディー。前半を通算12アンダー、単独首位を維持してサンデーバックナインに突入した。
チャーリー・ハル(英国)が猛追で2位に浮上する中、勝、竹田麗央もトップ10圏内で奮闘。そんな中、山下は13番パー5のティーショットをバンカーに入れてしまう。しかし、距離が残ったパットを沈めてナイスパーセーブ。17番パー4でこの日初めてのボギーを叩くも、安定感あるプレーでそのまま頂点に立った。ウィニングパットを沈めると、感極まり目に涙。竹田ら日本勢からシャンパンを浴びせかけられて祝福された。勝もハルと並び2位タイ。竹田も4位と、日本勢が躍進した。
2001年8月2日生まれの24歳。大阪・寝屋川市出身で5歳からゴルフを始め、大阪桐蔭高では全国高校選手権関西大会、関西女子アマを制し、トヨタジュニアW杯で日本代表の団体戦優勝に貢献した。19年のプロテストに合格すると、21年の国内ツアー・KKT杯バンテリンレディスで初優勝をマークした。
身長150センチと小柄ながら正確なショット、パットであっという間にトッププロに。22年、23年に年間女王に輝くなど、国内ツアー通算13勝。今季から米ツアーに本格参戦し、6月の全米女子プロ選手権で6位に入るなどトップ10入り6度と実績を積み上げてきた。渋野の全英制覇から6年。海外メジャー制覇は4月のシェブロン選手権を制した西郷真央(島津製作所)に続き、史上6人目の快挙だった。
■山下優勝コメント
「本当にこの歴史ある大会で、ここに立つことができてうれしい。ここまで長かったけれど、たくさんの方に支えてもらった。特に家族の皆には一番近くで支えてきてもらった。優勝を届けることができてうれしい。この1勝も私の中で思い出に残りますし、これからも頑張るので応援してもらえたら。
(8月2日が誕生日だったが)凄いうれしいです。いい誕生日になってよかったです。(トロフィーを持ってみて)いや……意外と軽いなと思いました(笑)。1番ホールから緊張したけれど、落ち着いてプレーに集中できた。特に支えてくれたキャディーさんに感謝している」
(THE ANSWER編集部)
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