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久保凛、圧勝でインターハイ3連覇! 女子800mでは史上初「嬉しいよりも安心」「終わってしまうことは寂しい」 2分2秒34で貫録

陸上のインターハイは28日、ホットスタッフフィールド広島で行われた。女子800メートルは日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高)が、2分2秒34でタイムレース決勝を制して3連覇を飾った。この種目での3連覇は史上初の快挙となった。

インターハイ女子800メートル決勝で独走する久保凛【写真:荒川祐史】
インターハイ女子800メートル決勝で独走する久保凛【写真:荒川祐史】

陸上インターハイ

 陸上のインターハイは28日、ホットスタッフフィールド広島で行われた。女子800メートルは日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高)が、2分2秒34でタイムレース決勝を制して3連覇を飾った。この種目での3連覇は史上初の快挙となった。

 暑熱対策により、決勝は異例のタイムレースとなった今年のインターハイ。予選を全体3位のタイムで通過し、最終第3組に登場した久保は、序盤で先頭に立つと後続を引き離して独走状態に。そのままトップでゴールを駆け抜け、2位の選手に2秒40差をつけた。

「嬉しいよりも安心という感じ。プレッシャーも感じることなく、今の走りができれば3連覇できると思っていた」

 今月上旬の日本選手権は自身の記録を更新する1分59秒52の日本新記録で連覇を達成。だが、その後に左膝裏に痛みが出て、インターハイに向けて計画通りの練習は積めなかった。

 26日の専門外の1500メートルは留学生に敗れたものの、日本勢トップの3位。「決勝で万全な状態で臨みたいと思っている」と意気込んでいた本職の800メートルで、タイトルを守り抜いた。

「高校で一番大きな大会。インターハイが終わってしまうことは寂しい」と言う久保だが、9月には大舞台が待つ。東京で開催される世界選手権の代表入りは有力で、「世界陸上に出る気持ちは誰よりもある。世界と勝負して1本でも多く走れるように頑張りたい」と闘志を高めていた。

(THE ANSWER編集部)

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