本拠地ツインズ戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）、本拠地ツインズ戦に「2番・DH」で先発出場。5点ビハインドの9回に自身初の4試合連発となる36号2ランを放った。100.1マイル（約161.1キロ）の剛速球を逆方向に弾き返した一発に米記者は驚き。「今まで見た中で最も感銘を受けるホームランの1つ」と驚嘆していた。

　5-10で迎えた9回2死三塁の場面。大谷はツインズの守護神ヨアン・デュランと対峙した。1-1からの3球目、デュランが得意とするスプリンカー（スプリットとシンカーを合わせた造語）は100.1マイル（約161.1キロ）を計時したが、大谷は逆方向に完璧に弾き返した。打球速度107.5マイル（約173キロ）、飛距離405フィート（約123.4メートル）で左翼席へ。4戦連発の36号2ランとなった。

　MLB公式のサラ・ラングス記者のXによると、球速100.1マイルは、2024年6月5日（同6日）にパイレーツのポール・スキーンズから放った一発に並び、大谷の本塁打で最速タイの投球だったという。MLBネットワークのジョン・モロシ記者もXで感嘆。「球種、場所（外角のコーナー）、そして着弾点を鑑みると、私が今まで見た中で最も感銘を受けるホームランの1つだった」とつづった。

　大谷の2ランで3点差まで追い上げるも反撃はここまで。ドジャースは7-10で敗れた。大谷は5打数1安打2打点。先発の山本由伸投手は5回5安打8奪三振、3失点（自責1）で勝ち負けつかずだった。