異国で膝の靭帯断裂 英語もできず「精神的に苦しかった」1年間…逆境乗り越えた22歳の逸材・山崎一渉が目指す高み
バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が20日まで千葉県船橋市のららアリーナ 東京ベイで行われ、世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークに69-64、69-63で2連勝した。膝の大怪我から復帰した22歳の山崎一渉はさらなる飛躍を誓った。

日本VSデンマーク
バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が20日まで千葉県船橋市のららアリーナ 東京ベイで行われ、世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークに69-64、69-63で2連勝した。膝の大怪我から復帰した22歳の山崎一渉はさらなる飛躍を誓った。
迫力あるプレーで会場を沸かせた。身長2メートル、体重100キロの山崎は19日の第1戦、第1クォーター(Q)途中から出場すると、3点シュートを颯爽と決めた。中盤には豪快なダンクを披露。会場では大きな歓声が上がった。
名門・仙台大明成高の出身。2020年のウインターカップでは、エースとして優勝に導いた。卒業後は渡米し、NCAA(全米大学体育協会)1部で戦うラドフォード大へ進学。強者ぞろいの本場で経験を積んだ。しかし、2年時の練習中に右膝の前十字靭帯を断裂する大怪我に見舞われた。「精神的にすごく苦しかったです。英語も全然できない中、これからという時だったので」と当時の心境を振り返る。
どん底に突き落とされても、真摯に自分自身と向き合った。「怪我をしたことは、今までのバスケ人生の中で一番の分岐点。うまく復帰できる人もいれば、できない人もいる不安があった。でも、お世話になった方や応援してくれる人たちのことを考えたら、こんなところで負けられない」。強い覚悟をもってリハビリに励んだ。約1年間、第一線を離れたが昨季から復帰している。
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