「僕たちはお金を頂いている」 代表としての“責任”…バスケ吉井裕鷹、若手へ厳しい言葉を送るワケ
バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が20日、千葉県船橋市のららアリーナ 東京ベイで行われた。世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークを69-63で下し、このシリーズを連勝で終えた。昨夏のパリ五輪にも出場した吉井裕鷹はチーム2位の15得点を挙げる活躍。若手中心に構成されたメンバーだったが、頼れる背中でチームを鼓舞した。

日本VSデンマーク
バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が20日、千葉県船橋市のららアリーナ 東京ベイで行われた。世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークを69-63で下し、このシリーズを連勝で終えた。昨夏のパリ五輪にも出場した吉井裕鷹はチーム2位の15得点を挙げる活躍。若手中心に構成されたメンバーだったが、頼れる背中でチームを鼓舞した。
27歳の吉井は先発として試合に出場。第1クォーター(Q)で3点シュートを決めると、第2Qでも連続得点を挙げチームを引っ張った。さらに第4Q、右手1本でダンクシュートを叩き込むと会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。
ただ勝利後はまず「もうちょっと点差を広げて勝たないといけない試合だった」と反省を口にした。
チームは8月5日から開催される「FIBAアジアカップ2025」に向け、若手中心のメンバーで構成。6月23日から強化合宿や試合を通じて調整を続けている。初選抜の選手もいる中で、吉井は厳しい言葉をかける立場に回ったという。「僕たちはやっぱりお金を頂いて生活させてもらっているので。そのことが大前提にあるとしたら、言われた仕事はしないといけない」。代表として戦う責任を伝えたかった。
7月5日、オランダとの1戦目で右足首を負傷。11日と13日のアウェー韓国戦は帯同したものの出場メンバーから外れ、チームは大量失点で2連敗した。これまで最前線で戦ってきた吉井は「Bリーグはディフェンスから入るのが基本」とし「そのマインドは、僕自身の結果が伴ってなくても伝えないといけないと思った。だから韓国戦の時でも常に言うようにしていた」と裏側を明かす。
会見では、厳しく接してきた若手を称えるひと幕もあった。川島悠翔やジェイコブス晶、山崎一渉の積極的な守備の姿勢をほめた。「エラーしてもアグレッシブにしようとしたもの。頑張っていた」。愛のムチをふるい「その分、僕にも言ってほしい。今(若手は)言われたらシュンとなっている。ポテンシャルはあるので伸びしろです」と飛躍を期待した。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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