[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「河村勇輝だったら沈められる」 NBA挑戦の先輩へ、22歳ハーパージュニアの対抗心 武器は「日本で一番」自負する守備

バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が20日、千葉・ららアリーナ 東京ベイで行われ、世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークに69-63で勝利した。苦しい展開の中、途中出場の22歳、ジャン・ローレンス・ハーパージュニアが流れを引き戻す3点シュート。NBAのコートに立った元チームメートへの対抗心を秘かに燃やし、日本の勝利に貢献した。

デンマーク戦に出場したジャン・ローレンス・ハーパージュニア【写真:高橋学】
デンマーク戦に出場したジャン・ローレンス・ハーパージュニア【写真:高橋学】

日本VSデンマーク

 バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が20日、千葉・ららアリーナ 東京ベイで行われ、世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークに69-63で勝利した。苦しい展開の中、途中出場の22歳、ジャン・ローレンス・ハーパージュニアが流れを引き戻す3点シュート。NBAのコートに立った元チームメートへの対抗心を秘かに燃やし、日本の勝利に貢献した。

 熱い思いを胸に戦った。PGのハーパージュニアは第1クォーター(Q)途中で出場すると、ドライブでゴール下に切り込み、ジョシュ・ホーキンソンのダンクシュートを演出。「(サンロッカーズ)渋谷でもずっとやっている仲なので。エースを活かすのがガードの仕事」とさらりと言ってのけた。

 日本は前半を35-31とリードして折り返したが、第3Qで逆転を許した。得点を重ねられない状況が続いた中で、ハーパージュニアは鮮やかな3点シュートを決めた。大きな歓声が上がり、流れを引き戻した。出場時間は8分7秒。その中で3得点、1リバウンド、1スティールと、チーム最多の4アシストをマーク。攻守に奮闘した。

対抗心を燃やしたハーパージュニア【写真:高橋学】
対抗心を燃やしたハーパージュニア【写真:高橋学】

 名門の福岡第一高から東海大へと進学。ひと学年上にはNBAブルズと2ウェイ契約を結んだ河村勇輝がいた。同じポジションの河村は強化試合に招集されていないが、その存在が頭をよぎる。試合後、報道陣に自身の課題を聞かれると「フィニッシュのところ。勇輝だったら自分から積極的にシュートを打てるし、それを沈めることができる。シュートの精度を高めていきたい」と答えた。

 8月5日からサウジアラビアで開催される「FIBAアジアカップ2025」では12人のメンバーが選出される。強化試合などを通してアピールを続ける中で「日本で一番ディフェンスが上手い自信がある。そこはトム(・ホーバス監督)さんも評価してくれている。活かしていかないといけない」と自分を奮い立たせるように言った。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X CW-X
lawsonticket
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集