46歳パッキャオと引き分けた王者はスタミナに衝撃「本当にそうですよ」 防衛バリオス「彼は狂ってなかった」
ボクシングの元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が19日(日本時間20日)、米ラスベガスで行われたウェルター級タイトルマッチで、WBC世界同級王者マリオ・バリオス(米国)と対戦。判定にもつれ込み、0-1(113-115、114-114×2)のドロー決着となった。パッキャオは王座返り咲きを逃した。バリオスは試合後、パッキャオについて「素晴らしかった」と話した。

WBC世界ウェルター級タイトルマッチ
ボクシングの元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が19日(日本時間20日)、米ラスベガスで行われたウェルター級タイトルマッチで、WBC世界同級王者マリオ・バリオス(米国)と対戦。判定にもつれ込み、0-1(113-115、114-114×2)のドロー決着となった。パッキャオは王座返り咲きを逃した。バリオスは試合後、パッキャオについて「素晴らしかった」と話した。
久しぶりの赤いグローブと黒パンツでリングに立ったパッキャオ。まずは足で揺さぶりながらスピードを披露した。相手のバリオスは3回付近から徐々に動いて対応。的確にジャブを打ち込んでいくと、パッキャオも躍動感ある動きで翻弄していった。
5回、6回にはボディーを入れて会場は大歓声。「マニー」のコールが響き渡った。一進一退の攻防の中、バリオスはカウンターでポイントを重ねていった。
疲れが見えてきたパッキャオだが、10回終盤にワンツーなどで猛攻。見せ場を作った。11回はバリオスのラッシュに歯を食いしばって耐える場面があった。
12回を戦い抜き、判定決着へ。バリオスを1人支持するも、あとの2人は114-114。バリオスのドロー防衛となった。
中継したWOWOWではバリオスのインタビューを放送。「勝ったと思った」と第一声も「マニーは素晴らしかった」と即座に絶賛。「あれほど経験値の高い選手と試合ができてよかった」。また46歳で12回まで戦い抜いたパッキャオのスタミナの高さについて聞かれると「本当にそうですよ」と驚きつつ同調。「彼のタイミングは狂ってなかった」と話した。
フィリピンの国民的英雄は21年8月以来、4年ぶりの復帰戦。フルラウンド12回、36分間を戦い抜いた。
(THE ANSWER編集部)
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