ロッカーで訴えた「ベテランも若手も…」 日本の主将ホーキンソン、格下相手の辛勝で得た後悔
バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が19日、千葉・ららアリーナ 東京ベイで行われ、世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークに69-64で辛勝した。8月にサウジアラビア・ジッタで行われる「FIBAアジアカップ2025」に向けた強化試合。若手主体のチームを最年長30歳のジョシュ・ホーキンソンが主将として牽引し、ロッカールームでは発破をかけたことを明かしている。

軍トップの20得点、12リバウンド
バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が19日、千葉・ららアリーナ 東京ベイで行われ、世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークに69-64で辛勝した。8月にサウジアラビア・ジッタで行われる「FIBAアジアカップ2025」に向けた強化試合。若手主体のチームを最年長30歳のジョシュ・ホーキンソンが主将として牽引し、ロッカールームでは発破をかけたことを明かしている。
頼れる背中を若手に見せた。第1クォーター(Q)序盤、日本は主導権を握れずリードを許す展開。ホーキンソンの得点で反撃を開始すると、司令塔のテーブス海、吉井裕鷹が3点シュートを決めて、流れを寄せた。
第2Q、第3Qでホーキンソンは攻守にわたって躍動。ブロックで相手の得点を阻止すると、直後に3点シュートを決めて会場を沸かせた。拮抗したシーソーゲームとなったが試合は69-64で勝利。いずれも両軍トップとなる20得点、12リバウンドをマークした。
今月の第2次強化合宿では韓国に遠征。11日、13日で同国代表と対戦したが、いずれも敗れていた。主将はコート上のインタビューで「やり返したいという気持ちで臨んだ」と回想。「明日は日本で行う(アジアカップ前の)最後の試合。皆さんの応援が必要です。よろしくお願いします!」とその場を締めた。
米国出身のホーキンソンは2023年2月に日本国籍を取得。208センチ、107キロの恵まれた体で、代表では不動のセンターとしてパリ五輪に出場するなど、日の丸を背負っての経験も豊富だ。

8月5日から開催されるアジアカップに向けて、若手主体のチーム編成で臨んだ一戦。だからこそ、ホーキンソンには後悔が残った。世界ランキングでは格下の相手に苦しい展開が続いたこの日は「自分がキャプテンとして鼓舞しないといけなかった」と反省を口にする。
ロッカールームでは、主将らしい言葉で若手の尻を叩いた。「試合の流れが悪いときでも、常にコートに立っている5人がチームとして何をやろうとしているのか、理解して遂行しなければならない」。国と国のプライドをかけた戦いで、一丸となる重要性を知るからこそ「ベテランも若手もみんなが同じことをできるようにならないといけない。個人の役割や強みは互いに知っているからもっといいチームになる」と訴えた。
アジアカップで日本は8月6日にシリアとの初戦を迎え、8日にイラン、10日にグアムと対戦予定だ。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)











