バスケ日本、辛勝で光った22歳逸材の大仕事 残り20秒…金近廉が1本で決着「トムさんが安心して見られるバスケを」
バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が19日、千葉・ららアリーナ 東京ベイで行われ、世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークに69-64で辛勝した。8月にサウジアラビア・ジッタで行われる「FIBAアジアカップ2025」に向けた強化試合。千葉ジェッツ所属の22歳、金近廉は本拠地で行われた強化試合で勝負強さを発揮した。

日本VSデンマーク
バスケットボールの国際親善試合「SoftBank CUP 2025(千葉大会)」が19日、千葉・ららアリーナ 東京ベイで行われ、世界ランキング21位の日本は同59位のデンマークに69-64で辛勝した。8月にサウジアラビア・ジッタで行われる「FIBAアジアカップ2025」に向けた強化試合。千葉ジェッツ所属の22歳、金近廉は本拠地で行われた強化試合で勝負強さを発揮した。
最終盤、自分の“庭”で仕事を果たした。日本が主導権を掴み切れず、シーソーゲームの展開に。主将のジョシュ・ホーキンソンの活躍などで一時リードを2桁に広げるも、第4クォーター(Q)残り40秒で4点差に迫られた。会場に緊迫した空気が流れたが、金近の3点シュートが勝利を確かなものにした。
残り約20秒でボールを受けると、迷わず狙った。きれいな弧を描き、7点差に広げて勝利をグッと引き寄せる1本。リングを射抜く前から両手を広げ、確信した様子の金近には、所属する千葉ジェッツの本拠地に集った9910人の観客が喝采を送った。
会場のモニターには、千葉ジェッツの先輩・富樫勇樹と西村文男が映し出されて盛り上がる場面も。金近は「2人の前で3ポイントシュートを2本決められたのは良かった」と笑顔。パリ五輪に出場した富樫は強化試合のメンバーに入っておらず、8月5日から開催のアジアカップに招集されるかも不透明で「勇樹さんがいつこっちに来るのか、来ないのか分からないですけど……。千葉のファンの皆さんがたくさん来てくれたので、これからもいいプレーがしたい」と気を引き締めた。

196センチのSF。U-16、U-19、U-22と年代別の日本代表を経験し、2023年にはA代表デビューを果たした。Bリーグでも23-24シーズンの最優秀新人賞に輝くなど、22歳ながら確かなキャリアを重ねている。
若手中心のメンバーで構成された今回のチーム。ランキングでは格下の相手に辛勝となり「僕は若いですけど、2、3年代表に呼んで頂いてプレーをさせてもらっている。その中で、僕たちはトム(・ホーバス監督)さんが安心して見られるバスケをやっていかないといけない」と強調した。続けて「若手のメンバーにもお手本になることがチームの成長につながる」と力を込めた。
アジアカップで日本は現地8月6日にシリアとの初戦を迎え、8日にイラン、10日にグアムと対戦予定だ。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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