ピカソと対戦

　ボクシングのWBC世界フェザー級23位・亀田京之介（TMK）が19日（日本時間20日）、米ラスベガスでWBC世界スーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ（メキシコ）と対戦する。17日（同18日）には現地で会見に臨み、「試合当日はコイツ、必ずボコボコして全て奪ったろう思ってます」と豪語した。

　米興行大手「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ（PBC）」の公式YouTubeでも会見の模様が公開された。亀田はマイクの前に立つと「ええっとねえ、試合当日はコイツ、必ずボコボコして全て奪ったろう思ってます。12月にね、井上（尚弥）戦でコイツやる言うてるんで、それもぶっ壊したろうと思ってます」と強気発言。右手を突き上げた。

　2月、メキシコで元世界2階級王者のルイス・ネリと対戦。124ポンド（約56.2キロ）契約のノンタイトル10回戦で7回TKO負けしている。それ以来の再起戦。この興行では元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ（フィリピン）が4年ぶりに現役復帰。WBC世界ウェルター級タイトルマッチで王者マリオ・バリオス（米国）と対戦する。

　亀田の発言のあと、ピカソは「土曜の夜に向けて準備万端だ。勝利するであろうマニー・パッキャオのためにリングを温めるぞ。彼の興行に出場できるのは、俺にとってとても光栄なこと。この試合に勝つための準備はできている。そのあと、すべての世界タイトルを獲りにいく。俺のことを警戒しておけよ。必ず危険な存在になるぞ」とコメント。亀田の挑発には触れなかった。

　亀田は「いつも通り変わらずやけど、ここ勝って、いい勝ち方して、ネリともう1回やりたいと思っている」とネリとの再戦を希望。試合の終わらせ方について問われると「1ラウンドKO決着」と宣言。この大胆発言に、ピカソは思わず笑いを浮かべていた。