米メディアが21日アスレチックス戦の“名場面ベスト5”を選出

　米大リーグのマリナーズ・イチロー外野手は21日のアスレチックス戦をもって現役引退した。同戦は現役最後の4打席、交代時のセレモニー、試合後のサプライズ登場と多くの名場面が生まれたが、米メディアはこの試合における「最高の瞬間ベスト5」を選出した。

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「イチローのメジャーリーグ引退試合における最高の瞬間ベスト5」と見出しを打って特集したのは、米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「For the win」だった。「物語のようなイチローの野球キャリアは相応しい結末を迎えた。なんと素晴らしい瞬間だっただろうか。彼の最終打席以上に記憶に残るだろう」とし、アスレチックス戦の名場面を選出した。

「1位　ユウセイ・キクチが涙を流す」――8回の交代シーン、同僚と一人一人と抱擁を交わす際、同僚の菊池雄星が号泣した。

「2位　そしてディー・ゴードンも」――直後、イチローを“師匠”のようにして慕う後輩内野手も涙を流した。

「3位　ケン・グリフィーJr.と抱擁」――8回の交代シーン、マリナーズが生んだ英雄であり、元同僚とベンチ内でハグした。

「4位　彼が轟き渡る喝采を受けたこと」――試合後、グラウンドを去った後に「イチロー」の大コールが球場を包んだ。

「5位　ウイニングランをしたこと」――大コールに応えてグラウンドに姿を現し、場内を一周でファンとの別れを惜しんだ。

　いずれも記憶に刻まれた名場面ばかり。たった1試合で、これだけの感動シーンが生まれたこともイチローの偉大さを物語る一つの理由だろう。