羽生結弦、大逆転Vは「まだ可能だ」 伊解説者が“奇跡の再現”を否定しない理由
フィギュアスケートの世界選手権は男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦(ANA)が94.87点で3位につけた。冒頭のジャンプがミスとなり、首位のネイサン・チェン(米国)とは12.53点差。23日のフリーで史上最大の大逆転を狙うが、イタリアの解説者は「まだ勝利は可能だ」と分析している。イタリアメディア「OAスポルト」が伝えている。
史上最大の大逆転へ、ユーロスポーツ解説者は王者の「質」を絶賛
フィギュアスケートの世界選手権は男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦(ANA)が94.87点で3位につけた。冒頭のジャンプがミスとなり、首位のネイサン・チェン(米国)とは12.53点差。23日のフリーで史上最大の大逆転を狙うが、イタリアの解説者は「まだ勝利は可能だ」と分析している。イタリアメディア「OAスポルト」が伝えている。
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右足首の故障から4か月ぶりの復帰戦となった羽生。記事によると、欧州衛星放送「ユーロスポーツ」の解説者を務めるマッシミリアーノ・アンベーシ氏は「日本人スケーターへの重圧は信じられないほど大きなものだった。そのために珍しいことが起こった」とし、普段から安定している4回転サルコーが抜けてしまったことに言及している。
「このエラーに僕はかなり驚いた」とした一方で「このような大事な試合で、しかもホームでその上、負傷による休養明けということを考えると理解できるよ」と語ったという。しかし、以降は圧巻の内容だったと舌を巻いている。
「残り全てのエレメントは抜きんでたものだった。トリプルアクセルは唯一無二の最上級のクオリティだった。全てのスピンも安心して信頼できる質で、ステップシークエンスでは極僅かの乱れがあっただけだ。これらのおかげで各エレメントの技術点は高いものとなっている」
このように賛辞を連発。6位と出遅れた宇野昌磨(トヨタ自動車)についても「同じ話」とし、「ホームでの世界選手権という事でマスメディアからの強大なプレッシャーがかかった」とミスが出たことを擁護したという。