国内ツアー・明治安田レディス

　女子ゴルフの国内ツアー・明治安田レディスは16日、宮城・仙台クラシックGC（6642ヤード、パー72）でプロアマ戦が実施されていたが、会場内で熊の目撃情報があり、中止が発表された。プロアマ参加者、選手、関係者の安全確保のため。17日の第1ラウンド（R）も安全確保のために競技中止が決定された。選手からも驚きの声が上がっている。

　ホステスプロの勝みなみは、中止を知ったときの状況について「カートで運営の方がきて、熊が出たので今日は中止ですと。ゲストの方と『ええ、珍しい』と」と振り返った。コース確認の機会が失われたが「ハウスキャディーさんなので、大丈夫かなと。もしコースを知らないキャディーさんでも、とりあえずコース内にボールがあれば大丈夫でしょ、みたいに自分の中では考えているので。コースマネジメントをしていければなと思います」と冷静に受け止めていた。

　前週のミネベアミツミレディスでツアー初優勝をマークした内田ことこも「ビックリしました」と、事態を知らされた瞬間の驚きを表現。前日9ホールを回っており「今日、残りの9ホールを確認しようと思っていたら……」とコメント。北海道出身だが、コースに熊が出た経験は「ないです」とした。

　日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）は、16日の発表で「明後日（第2R）以降の開催については決定次第、発表させていただきます」としている。