エビアン選手権

　女子ゴルフの海外メジャー今季第4戦・エビアン選手権は12日、フランス・エビアンリゾートGC（6504ヤード、パー71）で第3日が行われ、38位から出た吉田優利（エプソン）が、怒涛の8バーディーと猛チャージ。通算9アンダーとし、首位と2打差の7位で最終日を迎える。メジャー大会で存在感を放った吉田を、LPGA公式サイトが特集している。

　同サイトは「ユウリ・ヨシダがアムンディ・エビアン選手権のムービングデーでキャリア最少スコアを記録」との見出しで記事を掲載。「25歳の日本出身のヨシダは、エビアン・リゾート・ゴルフクラブで行われた第3ラウンドで急襲」とジャンプアップに注目した。

「8アンダー63を叩き出し、38位タイから一気に躍進して、シーズン4つ目のメジャー大会の最終ラウンドを前に優勝争いに加わった」。記事では、吉田がラウンド後に英語で対応したインタビューの内容も紹介。「完璧だと思う」と終盤のプレーを振り返り、「18番はすごく難しいバンカーショットだった。自分でも驚くような素晴らしいショットだった」と語った。

　LPGAツアーメンバー2年目の吉田は、今大会がエビアン選手権初出場。今季は12試合中9試合で予選を通過し、トップ10入りは1度のみだったが、この日のラウンドで大きな存在感を示した。

　吉田は「ランキングでもっとポイントが必要だと分かっているから、明日はもっとバーディーを獲りたい」と最終日に意気込み。逆転優勝を見据えつつ、冷静にポイント獲得を目指す。