羽生結弦のスピンは「ミュージアムに保管すべき」 米記者は大絶賛、PCSはチェン超え
フィギュアスケートの世界選手権は21日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪連覇の羽生結弦(ANA)は冒頭のジャンプで失敗し、自己ベストに及ばない94.87点で3位。連覇を狙う首位のネイサン・チェン(米国)とは12.53点差。23日のフリーで奇跡の大逆転を狙う。
美しいスピンを米記者は絶賛
フィギュアスケートの世界選手権は21日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪連覇の羽生結弦(ANA)は冒頭のジャンプで失敗し、自己ベストに及ばない94.87点で3位。連覇を狙う首位のネイサン・チェン(米国)とは12.53点差。23日のフリーで奇跡の大逆転を狙う。
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グランプリ(GP)シリーズのロシア杯フリー以来、124日ぶりの実戦。「秋によせて」に乗せ、魂を込めて滑った。冒頭の4回転サルコーは抜けてしまい0点に。続くトリプルアクセルは見事に決めた。後半の4回転トウループ―3回転トウループも美しく着氷。鮮やかなスピン、ステップでも全てレベル4を獲得した。
スタンドの観衆だけではない。海外記者も美しいスピンに魅了されていた。米紙「USAトゥデー」のマギー・ヘンドリックス記者は、自身のツイッターで「ユヅル・ハニュウのスピンはミュージアムに保管されるべき。そうすれば未来の世代は完璧とはどのようなものか、分かるだろう」と大絶賛している。演技構成点(PCS)の46.71点はチェンを抑えてトップだ。
2017年の世界選手権でもSPでミスが出て10.66点差の5位発進だったが、フリーでは圧巻のノーミス演技で逆転V。当時よりも点差は大きいが、羽生なら――。奇跡の再現に期待をかけたくなる。
(THE ANSWER編集部)