羽生結弦、94.87点で3位発進 首位チェンとは12点差、フリーで2017年の大逆転V再現へ
フィギュアスケートの世界選手権は21日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪連覇の羽生結弦(ANA)は冒頭のジャンプで失敗し、自己ベストに及ばない94.87点で3位。昨年11月のグランプリ(GP)シリーズロシア杯フリー以来124日ぶりの公式戦で大歓声を浴びた。宇野昌磨(トヨタ自動車)は91.40点だった。フリーは23日に行われる。
世界選手権男子SP、羽生は冒頭ジャンプ失敗が響く
フィギュアスケートの世界選手権は21日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪連覇の羽生結弦(ANA)は冒頭のジャンプで失敗し、自己ベストに及ばない94.87点で3位。昨年11月のグランプリ(GP)シリーズロシア杯フリー以来124日ぶりの公式戦で大歓声を浴びた。連覇を狙うネイサン・チェン(米国)が107.40点で首位に立った。ジェイソン・ブラウン(米国)が96.81点で2位。宇野昌磨(トヨタ自動車)は91.40点で6位。フリーは23日に行われる。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
逆境を乗り越えた王者がリンクに帰還した。「秋によせて」に乗せて、魂を込めて滑った。冒頭の4回転サルコーは抜けてしまい0点に。続くトリプルアクセルは見事に決めた。後半の4回転トウループ―3回転トウループも美しく降りた。鮮やかなスピン、ステップで観衆を魅了した。
66年ぶりに五輪連覇を成し遂げた絶対王者。今季もグランプリ(GP)シリーズ、フィンランド杯で297.12点の今季世界最高得点をマークして優勝。続くロシア杯でもショートプログラム(SP)で、自身がフィンランド杯で記録した得点を超える110.53点で首位発進を決めるも、フリーの前の練習で右足首を負傷。フリーでは患部に負担をかけない演技構成に急遽変更し、見事にGPシリーズ連勝を飾っていた。
しかし、その後は12月のGPファイナル、全日本選手権を欠場。今大会が約4か月ぶりの復帰戦だった。
2017年の世界選手権でもSPでミスが出て10.66点差の5位発進だったが、フリーでは圧巻のノーミス演技で逆転V。再現に期待がかかる。
(THE ANSWER編集部)