韓国戦で11得点も…18歳秋本美空に指揮官が「まだまだ」と言うワケ 期待値は特大「もっとできる」【ネーションズリーグ】
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」が10日、千葉ポートアリーナで行われ、フェルハト・アクバシュ新監督率いる女子日本代表は韓国を3-0(25-21、27-25、25-22)で下した。すでに決勝ラウンド(23日からポーランド)進出を決めている日本は、チーム最年少18歳の秋本美空ら若手が活躍。初めて外国人監督を迎えた新生日本代表が、28年ロサンゼルス五輪に向けて地元ファンを喜ばせた。

新任のアクバシュ監督、若手中心のメンバーにかけた「思い切って」
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」が10日、千葉ポートアリーナで行われ、フェルハト・アクバシュ新監督率いる女子日本代表は韓国を3-0(25-21、27-25、25-22)で下した。すでに決勝ラウンド(23日からポーランド)進出を決めている日本は、チーム最年少18歳の秋本美空ら若手が活躍。初めて外国人監督を迎えた新生日本代表が、28年ロサンゼルス五輪に向けて地元ファンを喜ばせた。
「いいね。よかった」。試合後のミックスゾーンに現れたアクバシュ監督は、笑みを見せながら日本語で言った。3月に就任した新しい指揮官にとって、千葉大会はホームのファンに新しいチームをお披露目する場。前日のフランス戦に続いて多くの観客の前でストレート勝ちし、言葉も弾んだ。
采配も当たった。この日は前日のスタメンから得点源の佐藤淑乃、和田由紀子を残して他を大幅に入れ替え。初先発させた秋本が18得点の和田、17得点の佐藤に次ぐ11得点を決めるなど積極的な新戦力起用を成功させた。勝負どころで起用された21歳の北窓絢音も勝利に貢献した。
アクバシュ監督が喜んだのは、若手の活躍だった。「若い選手には経験を積むことが大切。地元のファンの前でプレーできたことがステップになる」。選手たちにかけたのは「思い切って」という言葉。石川真佑主将を休ませながら、起用した若手選手が伸び伸びとプレーしたことに満足そうだった。
トルコ国籍のアクバシュ監督は、30代の若さながらすでに指導者経験もワールドクラス。196センチのアウトサイドヒッターとしてトルコ代表にも選出されながら、19歳でガラタサライのアナリストに転身。その後コーチ、監督として数々のタイトルを手にしている。
2014年には28歳でトルコ女子代表の監督に就任し、同年の欧州リーグ優勝など実績を残し、22年からはクロアチア代表監督としてネーションズリーグ昇格に貢献。クラブでも中国の広東恒大でコーチ、ルーマニアのCSMブカレストで監督を務め、21年からはトルコの強豪エジザージュバシュ監督として欧州CL優勝、世界クラブ選手権優勝も果たした。
17年から2年間は、中田久美監督時代の日本代表に初の外国人コーチとして参加。日本選手を指導した。当時はガラタサライ監督との兼任だったが、今回はエジザージュバシュとの契約を途中で打ち切り、日本協会のオファーに応えた。
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