女子バレー18歳で初先発11得点、なのに辛口「65点」評価 秋本美空、不足する35点は「真佑さんみたいに…」
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」の女子が10日、千葉ポートアリーナで行われた。日本は予選ラウンド第3週の第2戦で韓国を3-0(25-21、27-25、25-22)で下し、日韓戦の通算成績を100勝47敗とした。最年少の18歳・秋本美空は代表初スタメンでチーム3位の11得点と活躍。自身のプレーを「65点」と自己採点し、足りない35点についても明かした。

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」の女子が10日、千葉ポートアリーナで行われた。日本は予選ラウンド第3週の第2戦で韓国を3-0(25-21、27-25、25-22)で下し、日韓戦の通算成績を100勝47敗とした。最年少の18歳・秋本美空は代表初スタメンでチーム3位の11得点と活躍。自身のプレーを「65点」と自己採点し、足りない35点についても明かした。
チーム最年少のアタッカーが、韓国相手に躍動した。
代表初スタメンの秋本。第1セット(S)16-13の場面でスパイクを決めてこの日初得点を挙げると、第2Sでさらにポイントを重ねる。8-5とリードした状況から、相手レシーブを弾き飛ばす強打を放つなど連続得点。フェイント、1枚ブロックも披露してチームを盛り立てた。
試合後の取材では「今まで練習してきたことをこの試合で出せたので良かった」と安堵。ブロックのシーンについては「自分がミスした後で『止めてやるぞ』という気持ちで跳んでいた。決められたのですごく気持ち良かった」と納得の表情を浮かべた。
この日の先発出場を伝えられたのは9日のフランス戦後。フェルハト・アクバシュ監督がミーティングで順番にメンバーを発表し、主将の石川真佑が務めていたポジションに抜擢された。
「真佑さんの代わりだったのでプレッシャーがあった」としながらも「自分のできることを精一杯やろうと思っていた」と自身のプレーに集中。「(代表以外では)スタートから入っていたので緊張しなかった」と強心臓ぶりを発揮した。
この日の自己採点は「65点」とやや辛口。足りない35点は「真佑さんとかみたいにラリーを取り切ることができなくて、苦しい展開になってしまった場面が多かった。もっと自分が成長していかないといけないと思う」と冷静に分析した。まだ18歳。伸びしろは十分にある。
チーム最長身の185センチで、スパイクの最高到達点は316センチ。2012年ロンドン五輪の銅メダルメンバーだった大友愛さんを母に持ち、今年の春高バレーでは共栄学園(東京)の大黒柱としてMVPに。23年には16歳で日本代表に初登録されるなど、逸材として注目を集めてきた。
日本は12日にポーランド戦、13日にブラジル戦と強敵との対戦が続く。「出られる場面は少なくなると思う。短い時間でやってきたことを出すことがアピールになる。自信を持ってやっていきたい」。日本の未来を担う若きアタッカーがチームに刺激をもたらす。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)











