八村塁はなぜ成長できたのか? “努力”と“順応”―成功の裏にある2つのキーワード
言葉、文化の壁を乗り越え大学屈指のエースに
なぜ八村はここまで成長、成功できたのか。富山県出身で高校までを日本で過ごした。記事では渡米当初は、文化や言葉に苦労したことも伝えている。同大学のマーク・フューヘッドコーチによると「我々が言っていることの約10%を理解していた」とコメントしている。
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それでも記事では「ハチムラは言語習得、そしてバスケットボールに懸命に取り組んだ。そして彼はどちらでも上達した」と努力のあとを伝え、今の姿があると称えている。
当初、八村はコート上で消極的だったとも紹介している。日本流の上下関係が根底にあったため、「年上のチームメートを尊重し、よりアグレシップな選手に振り回されていた」という。
指揮官は「彼が来たとき、年長者に敬意を払うという文化的な規範にとらわれていた」「我々はこのことについて、対処しなければいけなかった」とも話しており、八村の意識を変える必要があったようだ。
そしてこの点に関して、記事では「明らかに報いられた」とし、「ハチムラの先導で、ゴンザガはこの3年で2度目となるベストフォー有力候補となった」とまさにエースとして君臨するようになった現状を伝え、締めくくっている。
全米で屈指の実力を誇るゴンザガ大。そして堂々とした振る舞いで、そんなチームを牽引する八村。その陰には並大抵ではない苦労があったに違いない。日本人が全米を熱狂させる瞬間がすぐそこまで迫っている。
(THE ANSWER編集部)