敵地ブルワーズ戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8日（日本時間9日）、敵地ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。身長2メートルの怪物ルーキー、ジェイコブ・ミジオロウスキー投手と対戦し、初回にいきなり31号先頭打者ホームランをかっ飛ばした。3打数1安打1打点もチームは1-3で敗戦。大谷に被弾しながらも4勝目を挙げたミジオロウスキーは「ショウヘイだから予想していました」と振り返った。

　初回、大注目のゴールデンルーキーと初対戦した大谷。2ストライクと追い込まれてからの3球目、低めのカーブをすくい上げた。打球はバックスクリーンに飛び込み、飛距離431フィート（約131メートル）の特大31号ソロとなった。

　しかし、大谷弾後に立ち直ったミジオロウスキーは5者連続三振を含む、自己最多タイの12三振を奪う快投を見せ、6回4安打1失点で降板。救援陣が逃げ切り、4勝目を挙げた。米ウィスコンシン州地元局「ファンデュエル・スポーツ・ネットワーク・ウィスコンシン」はグラウンドで行われたインタビューを中継。ミジオロウスキーはドリンクをかけられて祝福されながら喜びを語った。

　レポーターから「ショウヘイ・オオタニに先頭打者ホームランを打たれた後に、どのようにして落ち着きを取り戻しましたか？」と尋ねられると、「ショウヘイだから予想していました。でも、落ち着いて、自分のやるべきことをやって自分の試合をすることに集中しました」と笑顔で振り返った。

　ミジオロウスキーは2022年ドラフト2巡目（全体63位）でブルワーズ入り。6月12日（同13日）のカージナルス戦でメジャー初先発し、いきなり5回0/3をノーヒット投球。続く6月20日（同21日）のツインズ戦でも6回まで完全投球を披露するなど、鮮烈なデビューを果たしていた。