資生堂・JALレディース

　国内女子ゴルフツアーの資生堂・JALレディースは、6日まで神奈川・戸塚CC 西C（6766ヤード、パー72）で開催。最終日を首位から出た35歳の木戸愛（日本ケアサプライ）は、プレーオフ3ホール目で力尽き2位に。12年349日ぶりの優勝はならなかったが、18番で決めた起死回生のバーディーパット後の名シーンを捉えた連続写真に反響が広がった。

　渾身のガッツポーズだった。

　首位の永峰咲希と1打差で迎えた最終18番。木戸はバーディーを奪うしかない状況で、ラインを読み切った。10メートル超のパットを決めると、両膝を地面につけて歓喜の表情。駆け寄ったキャディーとタッチをかわした後、握りこぶしを作って喜びに浸った。

　日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）公式インスタグラムが「惜しくも優勝にはあと一歩届かなかったが最終ホールで首位に並ぶ渾身のバーディーパットを決めた木戸愛」と文面につづり、ガッツポーズシーンの連続写真を公開。興奮と感動が蘇る名場面に、ファンそれぞれの思いでコメント欄が溢れていた。

「涙が出る」
「このシーン鳥肌もの」
「感涙のガッツポーズでした」
「最高にカッコよかった」
「一番感動した」
「今年のアワードに」

　木戸は2012年7月のサマンサタバサレディースでツアー初優勝。今回優勝していれば、ツアー施行後の1988年以降では最長ブランク優勝記録となる12年349日ぶりの2勝目だったが無念の結果に。それでも、最後まで激闘を演じた粘り強さで多くのファンを魅了した。