パヘスの球宴出場ならず…米記者が見た理由

　米大リーグのドジャースで今季、大ブレークをみせている24歳のアンディ・パヘス外野手が、6日（日本時間7日）に発表された2025年オールスターゲーム（現地15日、アトランタ）のロースターから外れ注目を集めている。米スポーツ専門局「ESPN」のブラッドフォード・ドゥーリトル記者は「ドジャースの選手を見落とすのは難しいが、守備王者としての素晴らしい前半戦にもかかわらず、なぜかパヘスは選外となった」と報じた。

　米スポーツ専門局「ESPN」は「2025 MLBオールスターゲームのロースター：見落としとその他の考察」との見出しで6日（同7日）に記事を掲載。「これは単なる数字の問題だった」として、選外の背景を説明した。

　同記者は「パヘスより高く評価している選手が5人いて、そのうちソト以外は全員選出されたので、そこに異論はない」と述べ、他の外野手の存在が選外に影響したと指摘した。

　またファン投票で、地元ブレーブスの元MVP男ロナルド・アクーニャJr.外野手がすでに選ばれているのにも触れ「アトランタのファンの前でアクーニャがいるのは理にかなっている」としている。ただ「彼は前半戦の半分しか出場していない」とも言及し、出場試合の少なさには疑問を示した。アクーニャJr.はここまでブレーブスが戦った89試合のうち出場は40試合だけ。打率.331、9本塁打、18打点の成績を残している。

　パヘスは大リーグ2年目の今季、87試合で打率.290、17本塁打、58打点。中堅の定位置をつかむ活躍を見せている。