クラブワールドカップ

　サッカーJ1の浦和レッズは25日（日本時間26日）、クラブワールドカップ（CWC）のグループステージ第3戦でモンテレイ（メキシコ）に0-4で敗れた。熱狂的で知られる浦和サポーターは、米ロサンゼルスの会場ローズ・ボウル・スタジアムに多数集結。海外メディアは、客席でのある光景に熱視線を注ぎ「一流の振る舞い」と絶賛している。

　気品ある行動が喝采を浴びた。モンテレイに敗れ、3戦全敗で大会敗退が決まった浦和。大声援を送り続けたサポーターは試合後、クラブスタッフと見られる人物とともに、ビニール袋を片手に客席でゴミ拾い。大人に混じって、ユニホームを着て現地に訪れた子供も参加する光景が広がった。

　スポーツチャンネル「DAZN」の海外サッカー専門Xがこの動画を公開。英語で「レッズサポーターによる一流の振る舞い」と文面につづられた投稿に反響が広がった。海外ファンの目にも留まり「日本のサッカークラブファンのトレードマーク」「日本の文化には何か魅力的なものがある……彼らは誇りを持っている。サッカーやラ グビーの大会で彼らを見ると、いつも自分たちで掃除している」との声が寄せられている。

　日本人サポーターによる試合後のごみ拾いは、ワールドカップなどの国際大会でお馴染みの光景。クラブ世界一を争う今大会でも“美マナー”が繰り広げられた。