八村塁、“2つのルーツ”を持つ者の使命感「彼らが僕を見ていることを知っている」
幼少期には差別を感じたことも…それでも「僕は誇りに思っている」
子供の頃には差別も感じたという八村。「周囲が自分を見る目は違ったけど、僕は慣れていった。黒人は日本にたくさんいないので……。中学や高校ではみんなすごく良くしてくれたんだ」と振り返っている。
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7歳で父親の故郷ベナンを訪問したといい、「僕はアフリカ人のハーフで、日本人のハーフであることを誇りに思っている。それは稀有なことで、こうなれたことが嬉しい」と両親から受け継いだ血筋に胸を張っている。
米カレッジバスケットボールの世界でスーパースターとなった八村は「日本人と黒人のハーフの子供たちがたくさんいる。特に東京にはね。彼のようになりたいんだ、と言われるような男になりたい」とも語ったという。
子供たちの希望になる――。自分のためではなく、日本スポーツ界の未来のために、八村はバスケットボールの地平を切り開くつもりだ。
(THE ANSWER編集部)