UAE初の代表スケーター、“ヒジャブのプリンセス”がメドベージェワに憧れる理由
憧れのスケーターはメドべージェワ「リンクでの大胆さが好き」
22年北京五輪を最大目標にするというラリ。憧れの存在は大会が行われるロシアの女王だという。好きな選手について「エフゲーニャ・メドベージェワです。彼女の滑り、リンクで見せる大胆さが好きなんです。スポーツをとても愛していて、それに自分の全てを捧げています」と明かし、昨年の平昌五輪はメドベージェワとアリーナ・ザギトワの2人を応援していたという。
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また、母国のフィギュア事情にも言及。昨年、国内で行われた4度目の大会(FMBAトロフィー)には28の国から選手が参加したといい、現在の競技人口は約100人いるという。「もちろん、彼女たちみんなが世界的なレベルではありませんが、まだ始まったばかり。次の世代の女性たちが自分のように、自身の人生とスポーツが結びついてほしいと思っています」と夢を語っている。
今大会では3回転ループを跳ぶ予定といい、「うまく跳んで、しっかりと着氷したいです。もし、いくつかミスがあったとしても今後、繰り返さないようにユニバーシアードの後、アブダビで修正したいです」と話したといい、今後を見据えている。
「私にとって一番、難しいのは……天候や雪、土地に慣れることです。いつも、ここユニバーシアードだけではなく、競技をするのが難しい。でもその代わり、毎回、自分を素晴らしく感じます。衣装にあるUAEの紋章を誇りに思います」
2017年には日本で行われた冬季アジア大会(札幌)に出場。さらに、ナイキが初めて競技用ヒジャブを製作し、そのモデルとなったことで話題を呼んだ。UAEのフィギュア史を切り拓く、ラリの挑戦に注目だ。
(THE ANSWER編集部)