貯金生活のエンゼルスが好調のワケ「個人の力量の問題ではない」 携帯禁止でも広がる絆「最高だよ」
米大リーグ・エンゼルスに躍進の気配が見える。現在11勝10敗の貯金1。昨季はシーズン99敗、借金36というどん底に沈んでいたのとは雲泥の戦いぶりだ。MLB公式サイトはその理由を伝える「エンゼルスのクラブハウスはどのようにして固い絆で結ばれたのか」という記事を掲載。選手全員が参加するツールが、チームを一つにしているのだという。

昨季99敗チームの大変身…ここまで貯金1には理由が
米大リーグ・エンゼルスに躍進の気配が見える。現在11勝10敗の貯金1。昨季はシーズン99敗、借金36というどん底に沈んでいたのとは雲泥の戦いぶりだ。MLB公式サイトはその理由を伝える「エンゼルスのクラブハウスはどのようにして固い絆で結ばれたのか」という記事を掲載。選手全員が参加するツールが、チームを一つにしているのだという。
何を使っているのかと言えばグループチャットだ。今では選手全員が参加する規模になっているという。今季すでに5本塁打と好調のローガン・オホッピー捕手は「最初は少人数で始まったが、段々大きくなったんだ」と進化の過程を明かした。
おかげで「アウェーの地でディナーや何かに行く際、一人で行きたくなければ、簡単にメッセージを送るだけだ。とても助かっているよ」と、選手たちがグラウンド外で行動を共にすることが増えたと説明している。
現ドジャースの大谷翔平投手に“弟子入り”していたことでも知られるジョー・アデル外野手も、チームの雰囲気を「最高だよ」と絶賛した。「コミュニケーション、絶え間ないサポート、そして仲間意識。全員にチームメートの一人であると感じてほしいし、実際にそうなっている」と、チームの上昇にはこの絆が欠かせなかったとみている。
今季からエンゼルス入りしたケンリー・ジャンセン投手は37歳。現役最多の452セーブを残す歴戦の猛者も「とても楽しいチームだ」と満足感を示す。長年の経験から「フィールド外で雰囲気を作り、試合に持ち込む必要がある。僕はそうだと強く信じている。それが大半の試合で勝つ術なのさ。個人の力量の問題ではない」と、勝つためにはチームワークこそが最優先と考えているようだ。
エンゼルスは開幕前、クラブハウス内での携帯電話やスマートフォンの使用を禁止するという“前代未聞”のルールが定められ、話題となった。一方でこのように、ツールを使って選手同士の絆を深めている。硬軟織り交ぜた変化が、チーム力の上昇につながっているのかもしれない。
(THE ANSWER編集部)
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