メドベ、“悪夢の14位”から逆襲の首位 海外称賛「悲惨なロシア選手権SPの救済に」
フィギュアスケートのロシア杯ファイナルは21日(日本時間22日)、女子ショートプログラム(SP)で平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワが76.89点で首位発進を果たした。海外メディアは「昨年の悲惨なSPの救済」と報じ、14位発進となった昨年12月のロシア選手権SPからの復調を高評価している。
SP14位だったロシア選手権から逆襲、逆転の世界選手権切符に望みつなぐ
フィギュアスケートのロシア杯ファイナルは21日(日本時間22日)、女子ショートプログラム(SP)で平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワが76.89点で首位発進を果たした。海外メディアは「昨年の悲惨なSPの救済」と報じ、14位発進となった昨年12月のロシア選手権SPからの復調を高評価している。
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メドベージェワが輝きを取り戻した。冒頭の3回転フリップ―3回転トウループを見事に着氷。残りの2本も含め、ジャンプをミスなく決めた。米国の名物記者ジャッキー・ウォン記者は“完璧ジャンプ3連発”の瞬間を自身のツイッターに動画付きで公開していたが、かつての女王の復活に五輪公式メディアも注目した。
IOC運営の五輪専門サイト「オリンピックチャンネル」は「エフゲニア・メドベージェワがロシア杯SP終了時点でトップに」というタイトルで速報。記事では「メドベージェワにとっては、14位に終わった昨年末のロシア選手権の悲惨なSPからの救済になった」と伝えている。
昨年12月のロシア選手権SPはジャンプで転倒するなど、ミスが相次ぎ、よもやの14位スタートに。フリーで巻き返したが、出遅れが響いて7位に終わっていた。「もし彼女が埼玉行きのチケットを手にしたければ、今週証明しなければいけない大事なことがある」と逆転の世界選手権(3月・埼玉)切符奪取に期待した。
同大会は平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ、欧州選手権優勝のソフィア・サモドゥロワの2人の出場が確実視されており、記事は「残されたのはわずか1枠」と分析している。最後の1枠を争うとみられるエリザベータ・トゥクタミシェワは72.21点で4位。16、17年と世界選手権を連覇した女王はロシア選手権の悪夢を振り払い、“最後の1枚”を手にできるか。
(THE ANSWER編集部)