[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

井上尚弥戦の敗北者は対戦候補か ドネア、ネリ、タパレス…中谷潤人「ストーリー性は良いが…」

ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が14日、都内で取材に応じ、今後の対戦候補に言及した。来春に見込まれる世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との決戦まで、誰と対戦するのか。元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)など、過去に井上に敗れた選手たちについて語った。

収録後に取材に応じた中谷潤人【写真:澤田直人】
収録後に取材に応じた中谷潤人【写真:澤田直人】

中谷潤人が取材対応

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が14日、都内で取材に応じ、今後の対戦候補に言及した。来春に見込まれる世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との決戦まで、誰と対戦するのか。元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)など、過去に井上に敗れた選手たちについて語った。

【特集】解消された「チートデー」の不安 常に減量と向き合う柔道・角田夏実、体に送る「大丈夫」のサイン

 ドネアはバンタム級で井上と2度対戦。2019年11月は判定負け、22年6月の再戦は2回TKO負けした。23年7月の再起戦で敗れて以降は試合なし。米メディアに中谷戦を希望していることを記者に伝えられた中谷は「今の世界ランクは?」と逆質問した。現在はランク入りしておらず、世界戦ができない状況もあり「ストーリー性は良いかもしれないですけど、意識はなかったです」と苦笑いした。

 6月に想定される次戦はバンタム級が有力。その後は井上戦までにスーパーバンタム級で調整試合に挟むのが理想プランだ。2月を含め、順調なら6月、秋、年末の4試合で経験を積み、新階級に適応した最高の流れでビッグマッチに進みたいところだ。

 対モンスターまでどんな相手と戦いたいのか。井上が倒した元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)、前WBA&IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレス(フィリピン)はともにサウスポー。「ストーリー性はいいかもしれないですけど、井上選手は右利きなので。右の選手とやりたいです」と希望しつつ、「僕はファイターなので(誰でも)やります」と笑った。

“仮想・井上”のような相手が望ましいかというと「そういうことはない」と否定。「(井上は)大きいですけど、最終目標ではないです。その過程に井上選手という大きい選手がいると思って、そこに向けて体づくりとか、自分の感覚を上げていかないといけない」と展望を口にした。

 目指すは階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の1位になること。米専門誌「ザ・リング」では2位の井上に次ぐ8位につけている。

 この日は、WOWOWの「エキサイトマッチSP」のスペシャルゲストとして収録に参加。ダビド・クエジャル(メキシコ)に3回KO勝ちし、3度目の防衛に成功した2月24日の試合を自ら解説した。収録された「エキサイトマッチSP『中谷潤人vsクエジャル』『那須川天心vsモロニー』」(WOWOWライブ&WOWOWオンデマンド)は4月28日午後9時から放送される。

(THE ANSWER編集部)


ABEMA

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
CW-X
MLB
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集