マスターズ恒例パー3コンテスト

　米男子ゴルフの祭典・マスターズが現地時間10日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタナショナルGCで開幕する。9日（日本時間10日）には恒例のパー3コンテストが行われ、参加した4歳の少女がミラクルパットを披露。観客から大喝采を受けたシーンに、米紙は「決して忘れることのない瞬間となった」と称賛している。

　静寂が大歓声に変わった。9番ホール、ピンまでかなりの距離が残ったパット。ぶかぶかのキャディー服を着たロリー・マキロイの愛娘・ポピーちゃんは右手で大人用のパターを手にし、コツンとボールに軽く触れた。下り傾斜に差し掛かるとグングン加速。完全にラインに乗ったのを見ると、同伴のシェーン・ローリーはバンザイ。ボールがカップに吸い込まれると、観客から大喝采が起こった。マキロイは殊勲のポピーちゃんを抱きしめた。

　米紙「USAトゥデー」は「ロリー・マキロイの娘、ポピーが2025年マスターズ・トーナメントのパー3コンテストでパットを決める」との見出しで報じた。パー3コンテストを紹介したうえで「ロリー・マキロイとその娘ポピー・マキロイにとって、それはまさに特別な時間となった」と紹介した。

　米誌「ピープル」によると、2020年8月生まれのポピーちゃん。「USAトゥデー」は「ゴルフ界で最も神聖なコースのひとつで、マキロイ一家が決して忘れることのない瞬間となった」と称えている。