大谷巨大壁画の作者が明かす舞台裏「名誉が汚されるかもと…」 届いた「やめたほうがいい」の声
バルガス氏「大衆がどんな見方をしても計画を進める」
「(取材に来たメディアに)彼の名誉が汚されることになるかもしれないから制作をストップする方がいいかも、と言われたのです。僕は『ノー。大衆がどんな見方をしても計画を進めるよ』と言って、彼を支持するために進めたのです。そして、この場所が彼を支持する人のための集結地、グラウンド・ゼロになり、50-50を達成して、彼の不正の疑いは晴れて、ワールドチャンピオンになったのです」
制作は完全なフリーハンド。グリッド線や投影画もなく、筆で1人で描いているという。制作に費やした時間は11日間という超大作に「象徴、団結力、文化的な結束、そしてこの場所のコミュニティを支持することを表したかったのです。この壁画をみんな誇りに思ってくれています。もちろん、ドジャースのロゴもあるのでロサンゼルス市の全体が壁画を支持してくれています」と力を込めた。
実は2025年には“もう1つの大谷壁画”を作成した。場所は大谷の地元、岩手県奥州市だ。「東京には何度か行ったことがありましたが、東京の北にある岩手の奥州市に招かれて、着いた日は雪が降っていました。(奥州市の)皆さんはリトル・トーキョーの壁画のことを知ってくれていたし、色々な人との繋がりができたのは素晴らしいことでした」と来日時を振り返った。
続けて「LAのマジックを、静かな小さな街に持ち込むことができました。彼らは地震も経験しましたし、最近では山火事もありましたが、みんな忍耐強くて誇りを持っているコミュニティでした。だからこの壁画のタイトルを『The Pride Of Oshu(奥州のプライド)』と名付けたのです」と、もう1つの壁画に込められた想いも語っている。同氏のインスタグラムによると、実際の現場での披露は後日行われるという。
(THE ANSWER編集部)
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