敵地フィリーズ戦

　米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手は5日（日本時間6日）、敵地フィリーズ戦に先発。4回0/3、3安打2四球4三振で1失点、勝ち負けはつかなかった。チームは3-1で勝利。6回に追加点となる2号ソロを放ったマイケル・コンフォルト外野手は「今日のストーリーはロウキ。素晴らしい投球をしてくれた」と称賛した。

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　敵地シチズンズ・バンク・パークのマウンドに上がった佐々木。初回は連打でピンチを背負い、内野ゴロの間に先制を許すも、2、3回は三者凡退。90マイル後半の直球でストライクを先行させ、スプリットで空振りを取る場面も増えた。勝ち投手の権利がかかった5回に四球と安打で得点圏に走者を背負ったところで降板。課題だった制球は比較的安定し、四球2つだった。

　試合を中継した米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」は試合後、取材に応じるコンフォルトの映像を公開。相手先発ノラの対策について話す中、「今日の（メイン）ストーリーは本当にロウキだったと思う。素晴らしい投球をしてくれた」と自ら切り出した。

　続けて「ロウキが立ち上がりから2安打を許しつつ、そこから立ち直ったのは本当にクールだった。それ以降はただただエグかったよ」と絶賛。若手投手にとってどれだけ自信になる登板だったか問われると、「全てだよ。特にこのような（敵地の）環境だとね。プレーしやすい場所じゃない」と頷いた。

　前回ドジャースタジアムでの登板は2回途中61球を投げ、4四球2失点と制球に苦しみ、早期降板していた。コンフォルトは「そこからここに来て、自分らしさを出した。彼がいい気分でいることを願うよ。きっとそうだと思う。僕が彼なら上機嫌になっているから（笑）。ワクワクしているよ」と同僚の成長を称えた。