F1日本GPで東京→名古屋間で1300席貸し切り 元F1ドライバーも乗ったDAZN特別新幹線が大盛況
自動車レースのF1第3戦・日本GPに向けて、全日程をライブ配信するスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」が、東京発・名古屋着の東海道新幹線を貸し切ったイベント「DAZN モータースポーツファミリーとライツアウト!!! 新幹線ダゾーン号!」を3日に実施した。日本人ドライバー角田裕毅のレッドブル移籍が話題を集めるなか、約1300席を貸し切り、F1番組の出演者や現役ドライバーらによるトークショーを実施。鈴鹿サーキットでの開幕を前に、車内は大きな盛り上がりを見せた。

開幕前夜の3日に実施、元F1ドライバー中野信治氏らが車内でトークショー
自動車レースのF1第3戦・日本GPに向けて、全日程をライブ配信するスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」が、東京発・名古屋着の東海道新幹線を貸し切ったイベント「DAZN モータースポーツファミリーとライツアウト!!! 新幹線ダゾーン号!」を3日に実施した。日本人ドライバー角田裕毅のレッドブル移籍が話題を集めるなか、約1300席を貸し切り、F1番組の出演者や現役ドライバーらによるトークショーを実施。鈴鹿サーキットでの開幕を前に、車内は大きな盛り上がりを見せた。
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2021年のF1参戦から5シーズン目を迎えた角田は、今季開幕からレーシングブルズで自らの実力を示すレースを展開していた。そして開幕2戦でノーポイントと不振のリアム・ローソンに代わり、4度の個人総合チャンピオンを誇るマックス・フェルスタッペンの相棒として、トップチームの一角であるレッドブルへ移籍。その最初のレースが、三重県の鈴鹿サーキットで行われる日本GPとなった。
母国でのレッドブルデビューへファンの期待が高まるなか、フリー走行前日の3日夜に東京駅を出発する新幹線を約1300席貸し切ったイベント「DAZN モータースポーツファミリーとライツアウト!!! 新幹線ダゾーン号!」が行われた。車内では中継で実況を担当するサッシャ氏やレース解説の元F1ドライバー中野信治氏、国内最速のフォーミュラシリーズ「SUPER FORMULA」に参戦中の現役ドライバーらがトークショーを繰り広げた。
角田のレッドブル移籍について、中野氏は「実力でトップチーム、チャンピオンチームのシートを勝ち取ったのは素直に嬉しい。鈴鹿での走りが楽しみ」とコメント。そのうえで「ここから何ができるか。チームとどんな仕事ができるかが大事。裕毅も覚悟ができていると思う」と、この移籍をスタート地点とすることの大切さを話していた。
フェルスタッペンの好みに合わせられ、他のドライバーには難しいとされるRB21だが、マシンのポテンシャルがトップレベルなのは間違いのないところ。移籍初戦でポイント圏内から表彰台への期待も懸かる角田だが、開発も含め経験を生かしながらチームに貢献することも役割として求められるという。
角田の走りへの期待感が高まった車内では、F1に関連するクイズも実施されるなど濃密な時間が流れていた。イベントに参加してファンの熱気に触れた中野氏は、「こうやってファンの方と近くで接する機会は少ない。DAZNでモータースポーツの魅力を伝える側だけど、こういう機会があるのはありがたい」と、記念撮影などもしながら移動した時間について振り返っていた。
(轡田 哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
