「娘や息子にボクシングの指導を」 流血激闘から束の間のオフへ、矢吹正道「また海外旅行に」
ボクシングで世界2階級制覇を達成した矢吹正道(LUSH緑)が3月31日、愛知・名古屋市内で会見し、IBF世界フライ級王座を奪った激闘を振り返った。同29日の興行「3150×LUSHBOMU vol.4」のメインイベントを務め、王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)に12回TKO勝ち。傷のある顔で今後についても語った。

矢吹正道が試合から2日後に会見
ボクシングで世界2階級制覇を達成した矢吹正道(LUSH緑)が3月31日、愛知・名古屋市内で会見し、IBF世界フライ級王座を奪った激闘を振り返った。同29日の興行「3150×LUSHBOMU vol.4」のメインイベントを務め、王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)に12回TKO勝ち。傷のある顔で今後についても語った。
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矢吹は2回にダウンを奪う幸先の良いスタートを切ったが、3回に偶然のバッティングで右目下を深くカット。額をカットした相手とともに流血したものの、最終12回に3度目のダウンを奪い、追撃してレフェリーストップを呼び込んだ。
矢吹は「ジャブと距離感が勝因かなと思う」と語り、相手について「気持ちの強い選手だった。ダウンを奪われてもパンチ力は生きていたし、流石は王者だと思った」と振り返った。
次戦は同級1位フェリックス・アルバラード(ニカラグア)との指名試合が有力だが、右目下を8針縫う負傷が回復してからになる見込み。今後、対戦してみたい相手について「(スタイルが)噛み合うと思うし、面白い試合になる」とWBO王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)の名前を挙げた。
今、何がしたいかとの問いには「娘や息子にボクシングの指導をしてあげたい。試合後のタイミングくらいしか指導してあげられないので。あとは家族サービスとして、また海外旅行には連れて行ってあげたいかな」と優しい父親の一面もみせた。
弟の力石政法(大橋)が5月28日のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦(神奈川・横浜BUNTAI)で世界挑戦。矢吹は「弟の世界戦が決まっているので、弟が世界を獲れるようにサポートしてあげたい」と、夢の兄弟同時世界王者の実現を願った。
(THE ANSWER編集部)
