那須川天心、6月世界前哨戦→11月世界初挑戦を明言「ジムにも言われてる」 努力・敢闘賞受賞【年間表彰式】
ボクシングの2024年度年間優秀選手表彰式が31日、都内で行われ、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者・那須川天心(帝拳)が出席した。ボクシング転向2年目の昨年は3試合に勝利し、努力・敢闘賞を初受賞。次戦は6月に世界前哨戦へ臨み、11月末に世界初挑戦を狙う予定を明言した。

ボクシング年間表彰式
ボクシングの2024年度年間優秀選手表彰式が31日、都内で行われ、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者・那須川天心(帝拳)が出席した。ボクシング転向2年目の昨年は3試合に勝利し、努力・敢闘賞を初受賞。次戦は6月に世界前哨戦へ臨み、11月末に世界初挑戦を狙う予定を明言した。
那須川は新鋭賞に輝いた昨年度に続き、デビューから2年連続で出席した。「まだ始めて2年かというのが自分の中では凄く大きい」と歩みを振り返り、「去年は新鋭賞、今年は努力・敢闘賞。一個ずつランクアップしている。来年はもっと良い賞を獲れるのでは」と成長を実感。「次はMVP?」と報道陣に水を向けられると「ええ、まあまあ……」と歯切れが悪く「もちろんそうじゃないですか」と笑った。
「もちろんそうですね。最優秀選手賞も狙いたいです。それには記者様の投票にかかっておりますので、是非清き一票をよろしくお願いします」。冗談で笑いを誘い、「でも賞に限らず、誰が見ても那須川天心よかったなと思ってもらえるような試合をしたい」と誓った。
次戦については「梅雨の終わり。カタツムリの季節で」と説明。「ジムにもそれが前哨戦と言われている」と明かし、「それをしっかりクリアできれば、次は秋が終わる頃、11月末あたりじゃないですか。そこで世界挑戦ができるかなというのはあります」と明言した。
この日は7年連続8度目の最優秀選手賞(MVP)、年間最高試合賞(世界戦)に輝いた世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)、技能賞とKO賞のWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)も出席。来年春に対戦が期待される2人が壇上で対戦を約束し、この日一番のトピックとなった。
那須川は「日本で盛り上がっているその2人が『おお、やるんだ』という感じ」と率直に吐露。「僕は競技者なので自分は自分のやるべきことをやるだけ。自分の活躍でボクシングを若い人にも知ってもらえれば」と活躍を誓った。バンタム級の4つの王座は日本人が独占中。那須川はそこに割って入る気概を見せた。
(THE ANSWER編集部)