ドジャースOB、降板した佐々木朗希の姿勢に言及「この表情は誰もが感じてきたもの」「間違いなく彼は…」
米大リーグ・ドジャースは29日(日本時間30日)、本拠地でタイガースに7-3で開幕5連勝を飾った。米本土デビュー戦の佐々木朗希投手は1回2/3で61球を投げ、3安打2奪三振、4四球2失点。初勝利はお預けとなった。降板後の姿勢にドジャースOBも注目している。

佐々木朗希、米本土デビュー戦は2回途中降板
米大リーグ・ドジャースは29日(日本時間30日)、本拠地でタイガースに7-3で開幕5連勝を飾った。米本土デビュー戦の佐々木朗希投手は1回2/3で61球を投げ、3安打2奪三振、4四球2失点。初勝利はお預けとなった。降板後の姿勢にドジャースOBも注目している。
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佐々木は初回から制球が定まらず、2死満塁から不運な投前内野安打と押し出し四球で2失点。41球を要した。2回2死一、二塁になったところで無念の降板。ベンチに引き揚げると、最前列で戦況を見守った。2番手ドレイヤーが後続を打ちとって無失点で切り抜け、拍手を送った。
悔しさをにじませた降板後の姿に注目したのは、元ドジャースのジェリー・へアストンJr.氏だった。自身のXで、ベンチから戦況を見つめる動画を投稿。「ロウキは大丈夫。メジャーリーグは非常に難しく、容赦がなく、不屈の精神が試される場所だ。この表情はメジャーリーガーなら誰もが感じてきたものだ。『調整してよくなるぞ』という表情だ。闘うか逃げるか。間違いなく彼は闘うだろう」と今後の成長を確信していた。
また米ポッドキャスト番組「The Big Leagues Daily」で司会を務めるダン・クラーク氏も「これは見ていて残酷だ。彼の情熱は大好きだけど。彼がどれだけ思いやりがあるかを見るのが好きだ」とヘアストンJr.氏と同じく、佐々木が目を赤らめたシーンにXで注目し「彼はまだ23歳で、この厳しいスタートはやがてアスリートとして、そして人間として、彼を助けることになるだろう。彼はこの逆境を乗り越え、彼を嫌う人々を黙らせるだろう」と期待していた。
捕手を務めたウィル・スミスは試合後の中継インタビューに応じ、佐々木について「落ち着いていなくて制球はよくなかった」と表現しつつ、「ただし、才能があるので修正点を直して次に期待したい」と後輩を擁護。デーブ・ロバーツ監督も会見で「今は新たな環境でアピールをしている状態。まだ波に乗れていないんだ。我々は信じ続けているよ。これは(成長への)プロセスだ。まだ若い選手でMLB1年目だからね」と長い目で見守る必要性を説いていた。
(THE ANSWER編集部)
