女子ゴルフで感動の名場面誕生「生半可な努力ではない」 15年目初Vの工藤遥加を囲んだ人物
女子ゴルフの国内ツアー・アクサレディス最終日は30日、宮崎・UMKCC(6538ヤード、パー72)で行われ、首位と1打差の3位で出た工藤遥加(加賀電子)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算10アンダーで悲願のツアー初優勝を飾った。ホールアウト直後は見届けた仲間と熱いハグ。名場面が生まれ、ファンは「ウルウル」と感動している。

アクサレディス
女子ゴルフの国内ツアー・アクサレディス最終日は30日、宮崎・UMKCC(6538ヤード、パー72)で行われ、首位と1打差の3位で出た工藤遥加(加賀電子)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算10アンダーで悲願のツアー初優勝を飾った。ホールアウト直後は見届けた仲間と熱いハグ。名場面が生まれ、ファンは「ウルウル」と感動している。
仲間も跳びはねて喜んでいた。
工藤は同組選手やキャディーとハグ。直後はグリーン横で見守っていた仲間に迎えられた。青木瀬令奈と熱く抱擁し「きつかった。きつかった……」と吐露。渡邉彩香、穴井詩らともハグを交わし、最後はぴょんぴょんとジャンプした堀琴音から「おめでとう~」と声を掛けられながら抱き合った。
動画をXに公開した日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は「プロ15年目で初の栄冠を手にしました」と文面につづった。
ファンからは感涙のコメントが集まっている。
「よくやったよ」
「継続は力。おめでとうございます」
「マジで心折れないでここまで来れたの凄いよなぁ」
「今年は苦労人が報われる年かな?すごいなぁ15年」
「ウルウル」
「生半可な努力ではないよ」
投手としてプロ通算224勝を誇る福岡ソフトバンクホークス元監督の公康氏を父に持つ32歳。12歳からゴルフを始め、2011年7月のプロテストに一発合格した。シード獲得経験はないものの、最終予選会などで出場権を掴んで地道に活動。22年オフ以降は父に指導を仰ぐ日もあった。
23年5月に下部のステップ・アップ・ツアーで初優勝。今季も最終予選会51位で出場試合が限られていたが、諦めることなく見事に飛躍した。