父は大投手、女子ゴルフ工藤遥加の初Vに隠れた秘話 伝説選手の励まし「人の花はいろいろと…」
女子ゴルフの国内ツアー・アクサレディス最終日は30日、宮崎・UMKCC(6538ヤード、パー72)で行われ、首位と1打差の3位で出た工藤遥加(加賀電子)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算10アンダーで悲願のツアー初優勝を飾った。福岡ソフトバンクホークスの元監督・公康氏を父に持つ32歳。下部ツアーでは優勝歴があるが、国内トップのレギュラーツアーでは初となった。

アクサレディス
女子ゴルフの国内ツアー・アクサレディス最終日は30日、宮崎・UMKCC(6538ヤード、パー72)で行われ、首位と1打差の3位で出た工藤遥加(加賀電子)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算10アンダーで悲願のツアー初優勝を飾った。福岡ソフトバンクホークスの元監督・公康氏を父に持つ32歳。下部ツアーでは優勝歴があるが、国内トップのレギュラーツアーでは初となった。
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工藤は4番パー4でフェアウェーバンカーからの第2打をピンの根元につけてバーディー。5番パー4も第2打を50センチに寄せて1つ伸ばした。7番もバーディーを奪い、単独首位に浮上した。10番もバーディー。最終18番でもバーディーを奪って逆転優勝を飾った。
優勝スピーチでは「ビックカメラ女子ソフトボール部の宇津木麗華さんに『人は春咲く花、夏咲く花、秋咲く花、冬咲く花、いろいろだから自分はいつかなと楽しみにしておくといいよ』と言ってもらえてから、自分のつぼみを大切に育ててこられたと思います。これからもファンの皆さんを楽しませられるようなプレーを心掛けて頑張っていきます。今日はありがとうございました」と秘話を明かした。
投手としてプロ通算224勝を誇り、監督としても日本一の経験がある公康氏の長女で、兄は俳優の工藤阿須加。12歳からゴルフを始め、2011年7月のプロテストに一発合格した。シード獲得経験はないものの、最終予選会などで出場権を掴んで地道に活動。22年オフ以降は父に指導を仰ぐ日もあった。23年5月に下部のステップ・アップ・ツアーで初優勝したが、今季も最終予選会51位で出場試合が限られていた。
(THE ANSWER編集部)
