世界フィギュアで衝撃「どうやって切り抜けた?」 鍵山優真の4S成功、傾いた軸に「ヒッ!」実況席
フィギュアスケートの世界選手権は27日(日本時間28日)に米ボストンで男子ショートプログラム(SP)が行われた。日本勢は鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が今季ベストとなる107.09点をマークした。今季SP世界最高の110.41点をたたき出したイリア・マリニン(米国)に次ぐ2位発進。ガッツポーズも飛び出す好演だったが、米記者が驚いたのは4回転サルコーだった。

世界フィギュア
フィギュアスケートの世界選手権は27日(日本時間28日)に米ボストンで男子ショートプログラム(SP)が行われた。日本勢は鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が今季ベストとなる107.09点をマークした。今季SP世界最高の110.41点をたたき出したイリア・マリニン(米国)に次ぐ2位発進。ガッツポーズも飛び出す好演だったが、米記者が驚いたのは4回転サルコーだった。
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冒頭の4回転トウループ―3回転トウループの連続ジャンプに成功。続く4回転サルコーは空中で軸が傾いたが、着氷でしっかりバランスをとって事も無げに演技を続けた。国際映像の実況席でも「ヒッ!」と一瞬息をのむような声が聞こえるシーン。フィニッシュ後は大歓声を浴び、両手でガッツポーズも作った。
米国の名物記者ジャッキー・ウォン氏はXで「驚異的、ただただ驚異的」と絶賛。さらに「このあたりの誰も彼がどうやってあのサルコーをうまく切り抜けたかわからない。なぜなら、私たちは皆、あんな風に傾いたらボードにぶつかるだろうと思っていたから」と、出来栄え点(GOE)3.19がついた4回転サルコーの成功に仰天していた。
日本勢は佐藤駿が91.26点の5位。壷井達也は73.00点の24位で、3人ともフリーに進出している。
(THE ANSWER編集部)