フィギュアスケート世界選手権が開幕

　フィギュアスケートの世界選手権が日本時間27日未明から米マサチューセッツ州ボストンで開幕。五輪前年の重要な大会として注目が集まる中、海外専門メディアは会場で日本の著名スケーターを発見。競技からは引退しているが、海外ファンから「とても恋しい」「今すぐ復帰して」といった声が上がり、人気の高さを感じさせている。

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　引き締まった表情で戻ってきた。大会の取材エリアに設置されているバックボードの前に立っているのは、昨季限りで競技から引退した宇野昌磨さん。五輪2大会連続のメダルを獲得している27歳はコートを羽織り、スーツにネクタイ姿でサムアップポーズをつくった。2022、23年大会を連覇した世界王者が、立場を変えて帰ってきた。

　発見したのは海外専門メディア「ゴールデンスケート」。公式Xで「この人とばったり出くわしました：世界王者2度のショウマ・ウノが、今回は日本のテレビ局の仕事という新しい役割で、この場を楽しんでいます」とつづり、写真も公開した。

　海外ファンからも「ショウマがとても恋しい。彼がユウマ（鍵山優真）のスケートを見るところが楽しみ」「試合に出ていた頃より、むしろ若く見える」「ショウマは2016年からずっと出場していた。彼がいないのでは世界選手権ではないよ」「大好きな選手！」「oh no,私のハートが…！」「Omg Shomaaaaa」「今すぐ復帰して」といった歓喜の声が上がっている。

　大会は日本時間27日午前1時5分、女子シングルのショートプログラム（SP）からスタート。日本からは坂本花織、樋口新葉、千葉百音が出場する。男子シングルには鍵山優真、佐藤駿、壷井達也、ペアは“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組、“ゆなすみ”こと長岡柚奈、森口澄士組、アイスダンスは“うたまさ”こと吉田唄菜、森田真沙也組がエントリーしている。